味噌一への想い(高円寺の味噌ラーメン屋

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今日はオッサンのただの回顧録である。
味噌一というラーメン屋がある。いまや色んな所に出来ているが、このラーメン屋はボクの中では非常に重要なラーメン屋なのだ。まぁ、過去の日記で味噌一の名前はさんざん出してはいるのだが、ボクと味噌一の出会いはもう 20 年近く前になる。
免許を取ったばかりの頃、大学に通っていた幼馴染みが、ラーメン・ツアーを提案。環七の端から端までラーメンを食おうというのを毎日のように出掛けてやっていた(汗)。この時に「なんでんかんでん」も食べた。
で、当時インターネットなんて便利なものはなかったので、その幼馴染みが雑誌やテレビ、そしておそらくだが大学の友人・知人を通して得た情報を元にしていた。そんな中、「土佐っ子」という有名なラーメン屋が常盤台にあり、そこに行くのが目的だった。
が、目当ての土佐っ子は長蛇の列……。仕方がないのでそのお向かいにあったラーメン屋に入ることに。それが味噌一だったのだ。

ちなみに土佐っ子はおやっさんが亡くなって、以来、行列ができなくなってしまった。噂では味は変わってないとのことで、人が変わっただけでこうも変わるものかと当時、衝撃を受けたものである。ちなみにその意志を継ぐラーメン屋が池袋にあるらしい(環七土佐っ子)。

そんな土佐っ子に入れなかったために入った味噌一だが、今までに食べたことのない味噌ラーメンで、ボクとその幼馴染みは味噌一の虜となった。コク、出汁ともに深くそして味噌然とした臭みがまったくない味噌ラーメン。ボクは太麺で食べるのが好きだった。特に常盤台店にはスキンヘッドの店員と石川五右衛門似の店員のコンビで回しているときが一番美味しかった。
あのコンビが作るラーメンは ボクの心の中で伝説と化し、そして伝説になってしまった以上、もうあのラーメンを越えるラーメンには出会えないと思っている(思い出補正がかかり、時が経つごとに勝手にどんどん美味しくなってしまうから)。

で、高円寺の味噌一である。環七沿いにある高円寺店が本店で、味噌一発祥の店である。ボクが常盤台店に通っていた頃、この高円寺店でも食べたが、常盤台店に較べて塩っ辛く、食べにくかった。今回、収録の人たちを連れて入った。
何年ぶりだろう。常盤台店のコンビがいなくなってから、味噌一には行かなくなってしまった。それがちょうど味噌一が色んな所にできはじめた頃と重なるのも感慨深い。

券売機を見るとずいぶんと違っている。前は細麺・太麺を選んでからメニューを選ぶんだが、今は背脂か従来のものかを選ぶ。背脂か……時代を反映していると言えなくもない。さらに夜 18 時までは麦飯が出てくる。ほう、味噌一のラーメンに麦飯か。
ニンニクとゴマは昔から有る。また募金箱に 20 円以上寄付すると、味付け卵・ゆで卵・辛子もやし・辛子メンマが食べ放題である。ボクが通っていた頃はゆで卵しかなかった。

今回は背脂の方を頼む。
味はと言うと基本は変わってないように思う。しょっぱさもたぶん変わってないのだろうけど、背脂のおかげでマイルドになり、気になるほどではなかった。麺は太めだった。うん、普通に美味しい。そして一緒に行った人も気に入ってくれたようだ。

長々と書いたが要するに 20 年も前に通っていた店にまた入るって言うのが、思いのほか自分にとって感慨深いということに驚いたからだ。それだけ自分が年を食っただけなのだが、逆に言うと歳を取らないと経験できないことだ。そして、またこういう気付きが自分自身の視点や考え方を広くする。
20 代の頃、若い感性ばかりを追い求めていたが、こうした齢を重ねることによって得る感性も大事だなと思い始めている。そして若い感性はこれに増して磨き続けなければ行けないと思っている。磨き方はまず若い人と接すること、そして自分自身がいつまでも子どもっぽいこと、容姿に拘らず子どもと同じことをしてみること。
今のところ好奇心は絶えず過ごせているのだが、はてさてどうなることやら。10 年後も同じことを言ってられるといいなぁと思っている。

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