戦争と自殺

Twitter に流れてきたのか、それともネット サーフィンをしていたときに見つけたのかどうかは忘れたが、以下の様な記事を見つけた。とはいえ、これは Yahoo ニュースに載っていたもので、現在では期限切れとなってしまい、見られなくなっている。
とは言え元ソースはどこかにあるはずだとちょっと捜したが、よくわからなかった。

まぁ、とりあえず兵士の自殺が多いというのは前々から問題になっていて、特にアメリカではベトナム戦争の頃から、あれやこれやと色々手を焼いているようだ。ただわかっていることは戦場という環境は人間に対して精神的に非可逆な強い影響を与えるのだろう。
ただその要因が何かというのは、ボクも知りたいと思っている。

第二次世界大戦の時、アメリカ軍が自軍の分析をした際、敵に向かってちゃんと発砲している兵士は 2 ~ 3 割であり、他の兵士は全然関係ない方向に向かって発砲していたことがわかった。
そこで米軍はしっかり敵を撃つように訓練カリキュラムを組み直し、そうして育てられた兵士の最初の活躍場所がベトナム戦争だった(朝鮮戦争はまだそのカリキュラムは取り入れられていない)。
ベトナム戦争では米国内で反戦運動などがあり、ベトナム帰りの元兵士への風当たりも強いと言うこともあり、PTSD になる元兵士・兵士が激増した。ベトナム帰還兵による犯罪も社会問題となった。
その原因の一つが、確実に人を撃てるカリキュラムにあるとも言われている。
また実際に戦場に行かなくても、無人機のパイロットも PTSD の発症が問題になっているらしい。

翻って、自衛隊はどうか?
自衛隊の訓練は米軍のような確実に敵を撃つようなカリキュラムなのかどうかは気になる所である。
それはともかく、海外派兵から戻ってきた自衛隊員の自殺率は高く、イラクへの派遣があった 2004 年度で見れば 10 万人あたりの日本人成人自殺者数が 25.38 人に対し、それを自衛隊に限ると 39.3 人というのはかなり多いと思われる。

彼らを自殺に駆り立てる理由は何であろうか?
米兵はともかく、自衛隊は惨状極まる戦地にいたのか? 人を殺した自衛隊員はいるのか?
いや、もっと言えば、現地で彼らは何を見た(体験した)のか?
そう考えると、単純に戦地だけが自殺の原因ではないように思える。
また凄惨な状況に逢い続けると自殺するのかという点で言えば、殺人現場や司法解剖で変死体を見ることが多い鑑識や検視官の自殺が多いのか? それも違うような気がする。
単純に海外で長時間過ごすとなるとか?

そんなわけで、兵士と自殺の関係はしっかり研究した方がいいのではないかと思った。政府は「因果関係は不明」としているが、専門家にデータを渡し、また自衛隊員からのヒアリングをして研究すれば、今後の自衛隊の活動の糧となるのではないだろうか?