ギリシア問題というか国の借金の話

先月の終わり、6/30 までに IMF に 2000 億円を返さないとギリシアがデフォルトに陥るというニュースが世界中を駆け巡った。ボクは経済に関してはわりと疎い。わかっているようでいて、なかなかわかっていない。
だからボクみたいな素人からすれば 2000 億円分ユーロ刷って、それでユーロが暴落するのか知らないけど、徐々に回復していけばいいんじゃないの? とか、そもそもユーロ全体のうちの 2000 億円分ってそんなに大きいの? など、わからないことだらけである。
たとえば日本が(そんなことをする義理がある/ないとかは置いておいて)、ギリシアの代わりに 2000 億はらえば解決するんだろうかとか。でもそんなんで解決するんなら、ギリシアっていう国そのものを買えてしまうのではないか、とか。

ところで日本って預金封鎖ってしたことあるんだろうか? って調べてみたら、戦後、一回だけやったことがあるらしい。しかも国債の利子を払うために(汗)。しかしそこでようやくわかったのだが、日本の借金が 1000 兆円を越えてもデフォルトにならないのは預金高がそれよりも多いからだって話。
なんで日本の借金と国民の預金高が関係するのかというと、日本の銀行や郵貯が国債のほとんどを買っているから、いざとなったら預金封鎖をしてしまえばいいと言うことか。とはいえ、1000 兆円以上の預金があると言ってもそれは額面上のことであって、銀行はその資金を元に融資をしているわけで、金庫にはたしてちゃんと 1000 兆円用意してあるんだろうか?

よく日本の借金は問題ない、なぜなら国債を買っているのはほとんどが日本の法人だからだという人がいるが、いや、やっぱり問題じゃないか(笑)。しかも借金には利子がつきもので、やはり 1000 兆円という借金は問題ないなんて言ってる場合じゃないんじゃないだろうか。

以下、おまけ。