動画編集な毎日だった

 

1/26 に収録したビデオの編集がようやく落ち着いたので、そのレポートをまとめてみた。
まず収録翌日の土曜日は高感度ノイズを除去する色々な方法を試した。しかし当然なのだが、画面全体がのっぺりしたものになってしまい、メリハリがなくなるどころか細かいディテールが塗りつぶされてしまうので、声優さんのカワイイ表情とかが失われてしまう。

さらに問題なのがリエンコード時間。ツイートの通りほんの数分の動画なのにとんでもない時間かかる。ので、高感度ノイズのことは後回しにして、まずはとりあえず一本の動画にまとめる事にする。

と言うわけで日曜日は 6 時間かけて台本を元にした一本の動画を作った。
長さ 2 分程度。

月曜日にこれを見せて、クライアントから色々返答をもらい、細々と修正していく。またボク自身も演出面で足りないところとかに気づいたら、足していくという感じだ。使ったソフトは PremiereAfter Effects だ。

よく遭遇したトラブルが、エンコードに CPU を 100% 使ってくれない時があること。

これは使っているエフェクトなどのフィルタがマルチスレッドに対応してないものがあるためだ。なので毎回同じ地点で CPU の使用率が下がる。まぁこれは仕方がないのだろう。

もう一つが自宅は nVidiaGeForce なのだが会社は RADEON なのね。
自宅では出ないエラーがけっこう出て困った。会社も nVidia にしたい……。

色々苦労したのは画面のはめ込み合成。収録自体は貸しスタジオで行ったわけだけど、声優さんが説明するシステムはセキュリティの都合上、どこからでもアクセス出来るように作られているわけではない。なので声優さんが見ているディスプレイの画面はだたの青い画面だったりする(笑い
ただスマートフォンも使うのだけど、そっちはさすがに何も表示されないと声優さんも演技がしづらいのでスマートフォンは VPN をつかってシステムと通信できるようにした。

で、編集の時、ディスプレイの青い画面にシステムの画面をはめ込むのだ。
これが面倒くさい。ディスプレイの形に画像を歪めるのがめんどくさいし、さらに声優さんが画面と重なってしまっている場合は、はめ込む画像を声優さんの形にくりぬかなくてはいけない。
収録は 60fps で行ったので、一秒間で 60 枚もくりぬかなければならないのだ(笑)。
それはあまりにもめんどうくさいので、一秒間 10 枚だけくりぬいたwww 一秒間に 10 枚だけどそれでも 300 枚以上の画像をくりぬいた。すげーめんどくさかった……orz
再生してみるとチラチラと青い画面が透けて見えるwwww

そんな感じでどんどんと処理するものが積み重なっていくと、720p でも 1080p でもレンダリング時間はそんなに変わらないことに気づいた。画像の大きさでかかる時間よりも、エフェクトなどの処理にかかる時間の方が多いのだろう。
それともう一つ不思議だったのが、2-PASS でエンコードするとき、1 パス目で凄い時間がかかり(ここでエフェクトだのなんだのをやると思っていたので)、2 パス目は 1 パス目より速いだろうと思ったら、ぜんぜんそんなことはなく、2 パス目もがっつり 1 パス目と同じくらいの時間がかかるのだ。
ボクの勝手な理解では 1 パス目でエフェクトやらなんやらも全部やって、2 パス目はできあがったデータをより細密にエンコードしていくだけなのかと思ったんだけど、2 パス目でもエフェクトやらなんやらのプログラムが動いてるんだろうか?<ちゃんと調べろよ

そんなこんなで、結局動画は 3 分となった。そして 2 パスのエンコード時間は 1 時間を超えるようになってしまった(汗)。この待ち時間がとにかくもどかしいというかなんというか、もう一台 PC が欲しくなってしまった(笑)。

しかし一番の笑い話は、ボクはこのプロジェクトではサーバ プログラマという肩書きで入っているはずなのだが、一月はプログラムを書くことはほとんどなく、声優さんの手配と貸しスタジオの手配とそして収録&編集に費やされたと言うことだろう(爆)。