身内がやってるオーケストラの定期演奏会があったので、忙しい中行ってきた。 場所はオペラシティのコンサートホール(竹光ホール)。 オペラシティは何度かやはりクラシックやオペラを見に来たことがあるが、いつ来ても立派な建物である。ゲームで登場させたい建物の一つである(笑い 今回の演奏者はうちの母や親戚がやっている楽団でキリスト教プロテスタント系の楽団である。だからやる曲も賛美歌寄り。まぁクラシックなんてキリスト教一色だった時代の音楽だから、たいがいキリスト色が強い。 そして何よりも生の音がいい。これに勝るものはない。 やはり生の音場はそれだけで感動するものである。演奏者の上手い下手、楽器の善し悪しを超えたクオリティがそこにあるとボクは感動する。でもそれは生を聞いて育ったからかなぁともおもう。 ただこのホール、音があまりよくない?? 特に高音部分がぐちゃっと上の方に固まりになってしまう。親の話によると、どうも音が天井に抜けてしまって観客席の方にちゃんと届かないようなことをいっていた。ふむ、そういうこともあるのだなぁ。 そういう意味では、正面から音が来るのではなく上から降ってくるような感じだったのかもしれない。 曲目はモーツァルトと楽団の人たちが作曲した賛美歌たち。 並べて聞くと楽団の人たちが作った曲の方が音楽理論が進んでから作られただけあって、巧妙な技法に複雑なコードが飛び交うすばらしいものであった。特に抑揚と変化の速度は今の時代にマッチして、勇ましく劇的で飽きさせない。 だがしかし、やはりモーツァルトは天才である。 始まりの第一声で既にそこには引き締まり、それでいて優雅な音が舞い降りるのである。 「ああ、クラシックはすごいのだな」 その一言につきる。 和音もはるかに簡単なのだけれど、音楽理論で説明がつくのだけれど…… 殺伐とした毎日を送っていたので、ものすごく新しい風を体験したようなそんな気持ちの良い 2 時間であった。 皆さんも是非、機会があったらマイクを通さない音楽を聴いてもらいたい。