システム・サウンド
立て続けに Windows Vista の話題だが…… RC2 には XP と同じシステム・サウンドが入っていたのだが、Vista になって変わっていた。
いわゆるエラー音とかのことである。
これが格好良くなっているのである。
ところがそのおかげで耳障りな音ではなくなり、目立たなくなってしまった。
メール着信音や IM のメッセージ音に割り当てているのだが BGM にかき消されて、全然気づかないのである。
う~~む……こういう音は逆に耳にうざいくらいでいいのになぁ……
ワーキング・プア
ホームページにも張ってあるが、「NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想」という記事を知人に教えてもらった。
正直、うちの事務所でも最低の賃金でやってもらってる人もいる。
この現状をどう見るかは立場によって様々であろう。特に僕のような業種の人間は、一般の労働からは少し状況が異なる気もする。売れなければ食えないし、売れるものをちゃんと作ればよいだけの部分もあるからだ。
自分の努力がそのまま売り上げに反映されてしまう。
ところがココで紹介されている記事は、自分の努力ではどうにもならない事を指摘している。
昨今の資本家や政府、そして識者の発言は目に余るものがある。たとえば労働環境が平等でないならば、バイトや契約社員などの条件の悪い方に正社員もあわせた方がいいんじゃないかとか、ホワイトカラーエグゼプションとか、消費税の引き上げとか、会社を優遇した減税処置とか……お金を持っている人を優遇する話題で持ちきりである。
もともと物品税がなくなったあたり(それって何年前だ?)もおかしいなとは思っているのだが、とにかく日本の場合、資本主義や民主主義は自分たちが築いてきたものではないからその本質やその目的というのがよくわかっていないのではないだろうか? これはもちろんボク自身もそうなのだが、「実感」としてそれを理解していない部分があるのではないだろうかと。
それでいて日本独自の共産的な部分も混じっている。簡単な言葉で揶揄すれば、村社会的な島国根性とでもいおうか。
結局、法改正するにしても本来の民主主義や資本主義の精神を知らぬまま、場当たり的に行うことが多いのではないか? しかも欧米のそれをそのまま真似たりして、あたかも本質を考えているように見せかけているのではないか?
たとえば旧教育基本法にある人格形成のくだりは、明らかにキリスト教的思想が入っている。それはクリスチャンならば読めば、育てるべき子供の理想像っていうのは理解できるが、そんなことは多くの日本人は知らない。だから親はどういう子供を育てればいいのかさっぱりわからない。*1
そして、資本主義も民主主義もけっきょく同じことではないだろうか?
残念ながらこの国は、自分たちで革命を起こしたこともないし、良くも悪くも 1400 年以上天皇制が支配してきた国である。「生かさず殺さず」などという言葉もあるが、庶民の待遇というのは常にそうだったのである。
その辺をふまえた上で、新しい改革、新しい法律が必要なのかもしれないと最近は思っている。
そしてもう一つは、ビジョンだ。
日本という国はどういう国なのか。
そして将来はどういう国にするのか?
それを国民たちに示すことが、今の内閣に必要なことではないだろうか?
そして、官僚たちにはどのような日本の未来が見えているだろう?
- 回答ありがとう。確かに民主主義も資本主義も、日本人の手で育てていかなければ意味がないと思います。僕も結婚してこういったことを考えることが多くなりましたが、日本の指導者たちはなぜ日本の出生率が異常なまでに低下していること、そしてそれによって日本の将来が危機的状況にあることを認知してもらいたいです。子孫を残すこと自体がリスクである社会、我々の世代に背負わされた命題ではないでしょうか。 -- 龍英
- 確かに子供を残すことがリスクに感じますね。だいたい未来がどう見ても明るくない。それとも官僚や政治家たちは未来が明るいのかなぁ……?? -- たまきん
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