イルミネーション
クリスマスが近いせいか、店先だけでなく、普通の住宅にもイルミネーションを見るようになった。
今年は去年にもまして青色白色 LED の当たり年らしく……冷たいクリスマスに(笑)。
赤や黄色、緑(深い緑だけど)はけっこう温かいんだが、白と青はビカビカ光りすぎで困る。
寒い夜、一人で歩いていると、青と白のイルミネーションが目に肌に刺さるようで、余計に寒いよ!!
美少女ゲームをプレイする
ちょっと訳あって、20000 本売れるクラスのゲームをプレイする機会があった。
ボクは自分の書いたテキストを読み返さないって言うか、自分が作ったゲームをやりなおしすらしない駄目シナリオ・ライターなのだが、他人のエロゲーもこれがとんとやらない(笑)<笑い事じゃない
ゲームといえばもっぱらシミュレーション(RSG)か、RPG しかしない人間である。
そんなボクにそもそもテキスト・アドベンチャーをやれという方が(ぇー。
で、いろいろ研究しながらプレイしてみた。
文章、キャラクタの描き方、構成、実際のシナリオの内容。
そして自分が作るものと、というか作りたいものとそうかけ離れていないことに少し驚いた。
ただボクはキャラクタの灰汁が強い、シナリオにイヤミ(悲哀)が多すぎる、ある意味世相を反映しすぎる嫌いがある。
これらはボクの特徴でもあるのだが、今回プレイしたゲームは見事にその部分については正反対の作りであった。
登場人物はみんな善人。悪い人なんて一人も出てこない。
キャラクタの個性はあまりなく、主人公の目的のためにそつなく進行するストーリー。
そして学園ナンバーワンともツーとも言われる先輩、学年ナンバーワンやツーの同級生、人気の先生、すべて独り占めできること。
ここまでの設定をあからさまに語ってしまうとボクは逆に閉口するのだが、プレイヤーはこういうシチュエーションを望んでいるのだなぁとしみじみ思った。
ボクはなるべく真実を、現実をつきつけようと努力するが、このゲームは夢を与えていることに終始しているわけだ。確かに、現実でもつらい目に遭っているのに、何でゲームをやってまでイヤな目に遭わなくちゃいけないんだよ、って事なんだろう(まぁこれは今に始まったことではないが)。
ただ、描かれる内容や話のネタやテイストはボクにも持っているものだった。
文体に関しては「いろは」と比べると、ボクの書き方が古さを感じさせる部分があるような気がするが、ここの部分はいろいろなゴースト・ライティングをしているから着いていけると思った。
結果的にはボクが考える美少女ゲーの想像は、間違っていないということかなぁと少し安心した。
やっぱり自分の企画作りたいなぁ……どっかに内緒で持ち込もうかなぁ。
でもそんなことしたら……仕事が破綻するかなぁ……でもやっぱり作りたいなぁ……。
そんなことを思った病床の中(笑)。
- そういうゲームばかりやってるとたまきんさんのゲームがやりたくなるわけで。割合は逆でもいいんですが。お体には本当にお気をつけて(梗塞にも似た症状なので)。 -- 難波鑑?
- ご心配ありがとうございます。12 月にいろいろ検査受けてきます。自分のソフト、やっぱり作りたいですねえ。 -- たまきん
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