広報とはなんぞや、営業とはなんぞや
9 月にマスターしたソフトは、商業的にはっきりいって売れているソフトではない。ただその原因の一つに、作業が遅れに遅れて、広報展開が出来なかったこという側面がある。ウェブでも画像がなかなか公開できなかったし、雑誌社さんにも同じく素材を渡せなかった。
お客さんにあまり周知することが出来なかったワケである。
今月にマスターを迎えるソフトも、シナリオが遅れたせいで体験版のリリースができていない。
しかしそれ以外については、版権絵も夏ぐらいからあったし、イベント画もエッチシーンを中心に 10 枚は上がっていた。4 コマ漫画などのウェブ・オリジナルな素材は、4 コマ漫画を引き受けてくれた人が家庭の事情で作れなくなり、結局公開できなかったが、素材そのものが 9 月のソフトよりは悪くないかなぁというのがボクの感触だった。
シナリオが遅れたせいで、もう一つ広報展開出来ないのが、声関係。
声優さんの名前の公開や、ウェブ上でのサンプル・ボイスなどのダウンロードは、シナリオが出来上がって、声優さんが決まらないとできない。
まぁそのせいかどうなのかは解らないが、11 月マスターのソフトも予約の動きが鈍い。
う～ん、困った。
なんとかせんと、このままだと赤字続きになってしまう。
ボクのもくろみは、最初は 3000 本（赤字）、次もまぁ 3000 本（こちらも赤字）、その次あたりから 3000 本を超え、4 本目か 5 本目で 5000 本に届いてほしいなぁという感じだった。ちなみに 3 本目でもし 5000 本を超えても赤字である。なぜなら 1 本目と 2 本目で赤字を出しているためだ。4 本目くらいから 1 プロジェクトあたりの赤字がなくなり、5 本目以降、今まで発売したソフトの赤字を埋められるようになればいいかなと考えている。
が……現状ボクの予想を遙かに超えて赤字の部分が激しい（笑）＜笑い事じゃない
3 本目を 5000 本売っても厳しい。
今までソフトを作ることしか興味がなかったが、こうなると営業・広報のことまでちゃんとボクが把握しなければならないのだろうか……と、思うようになってきた。
広報＆営業をしているのは、江古田事務所にいる一人の人間である。
この職に就くのは、彼は初めてだと思う。
ただ彼がちゃんとやっているのかどうか、残念ながらボクはそれを把握し、評価することが出来ない。なぜなら、ボクに広報＆営業の知識がないから。何をすべきで、普段は何をしているのかさっぱり解らないのだ。発売日 4 ヶ月前には何をして、3 ヶ月前には何をして、2ヶ月前には何をして、1 ヶ月前には何をして、1 週間前には何をして、発売日には何をして、発売後には何をするのか……さっぱり解らない。
雑誌社にはどういうアプローチをして、どういうデータを渡して、ページをとるにはどうすればいいのか、その辺も解らない。
お店や流通に回って……回ってそもそも何をするのだ？
商品を売り込むんだよね？
今まではボクはソフトをつくるから、後はそれを売ってきてよ、っていうのがボクのスタンスだった。
もちろん作る側が売る側に迷惑を掛けることがある。素材出しの遅れだ。シナリオ、CG、いずれが遅れても広報や営業に迷惑を掛ける。
次にそもそも売るソフトのクオリティが低いこと。
ただ営業の仕事は「空気でも売ってこい」が合い言葉のはずだ。
結局 9 月のソフトも 11 月のソフトも素材はきっちり営業さんに渡せなかった。
というわけで次のソフトはその辺をきっちりやりたい。
その上で売れないというのなら、そもそも作っているソフトがお客さんにとって何の魅力もないか、それとも営業と広報が機能していないかのどちらかであろう。
そして 3 本目も 9 月のソフトや 11 月のソフトと同じような本数だったら、ブランドとしてお取り潰しを食らうかなぁなどとなんとな～く感じていたり（汗）。
燃費
給油：48.45L（走行距離：516.2km／燃費：10.6542827km/L）
単価：133 円 /L（ハイオク、昭和シェル、セルフ、東京都杉並区井草）
↑ポイント・サービスで 10 円割引してもらった値段。
- 絵はそんなに悪くないと思うので、売れてないとすれば、コンセプティングとか、アピールの仕方の問題では？ あと、体験版とか。頑張ってー！（＞＜） -- L.Entis
- 絵はそんなに悪くはないのね。ボクががんばれば解決できるんなら、がんばるけどねー。 -- たまきん
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