Top > Diary > 2011-05-13

Youtube に動画をアップロードしていた人が逮捕される

あんまり意味がないかのー

スラッシュドットに以下のたれ込みが載っていた。

まぁ、アレだ、中国の漁船が突っ込んできたときもそうだけど、ちゃんとそのときアップロードに使われた IP アドレスを Youtube からもらい、さらにその IP アドレスをプロバイダに照会してもらい、誰がアクセスしていたのかは割と簡単に特定できるんだなと。いやまぁ、別に当たり前なんだけどさ。
もちろん、野良無線 LAN とかからアクセスされると、かなりお手上げになるとは思うけど。

で、だ、何が言いたいかというと、いわゆるエロゲの違法アップロード問題。
海外でやられたらどうしようもないけど、日本国内ならやっぱりなんとかなるんだよなーと。そこで壁になっているのは、やはりエロゲ会社自体が、費用対効果が望めないから諦めているからだと思う。そしてもう一つは、これは推測でしかないが、おそらく警察は動いてくれないだろうと言うこと。エロゲ・メーカーなんてのは、警察からしたら AV 作ってる怪しい会社や風俗店じゃんくらいの認識しかない。いや、それ以下かかもしれない。そんなところから「違法アップロードが!」とか言われても「あらそう? 大変ねぇ」くらいにしか思わないのではないか。もしかしたら、そもそもそんな業界つぶれてしまえ、くらいにしか思ってないと思う。
上の記事にある逮捕は、やっぱりジャニーズのコンテンツだからってのが充分大きいと思う。
これはひとえに、ヤクザ屋さんとか大物政治家さんとか、警察 OB とかがエロゲ業界にいないのが原因の一つである。まーだからといって、そういう人たちに来て欲しくはないんだけど(ぁ
あと日本の行政や司法は「社会にどれだけ影響を与えたか」というのが一つの判断基準になってくる。犯した罪そのもののよりも、その罪が社会的に騒がれてしまうと警察も動いたり、判決が重くなったりするのだ。

では、一介のエロゲ会社が IP を頼りにプロバイダに情報開示を求めたら、プロバイダは応じてくれるだろうか?

つまり次に打つ手は、警察に頼らず、民事訴訟を起こそうというわけである。
もしこちら側からちゃんと会社の身元とそして被害の実態を説明し、問題となる IP を使用していた契約者の情報を求めたら、それにプロバイダが答えてくれるなら、民事訴訟に持って行ける。ただここでも問題があって、野良無線 LAN からアクセスされると、誰か特定するのはかなり難しくなる。また、特定できるのはそのプロバイダと契約している人であって、果たしてその人が違法行為をやっているかどうかはまた別なのである。
とはいえ、その人とコンタクトをとってみるのは充分意義があるだろう。
あと、エロゲの ISO データを置いている人は膨大な量の HDD を抱えており、おいそれと移動したりできない。だいたいは自分の住んでいる場所と同じ場所にマシンを置いて、ホスティングしているはずである。クラウドに分散させる手もないこともないが、テラバイト・クラスの容量をおいそれと分散させてくれるクラウドはかなりのお金が必要となるはずだ。その金額は、エロゲーが充分に買える金額だと思われるってその辺のコストはまだ調べてないけど。
Share や Winny などの場合は、その人が一次配布者かどうかに限らず、普通に訴えちゃっていいだろうし。

あと、実はプロバイダ側って、自分ところのユーザがどんなことをしているかは、だいたい予想がつけられると思う(笑)。だって必ずプロバイダの Gateway を通ってアクセスされてるんだもの。やろうと思えば通信の中身だってのぞけちゃうし、中の通信が暗号化されて解らなくても何処とやりとりしているかは解ってしまう(まぁそれを隠蔽する方法がないこともないが)。「コイツしょっちゅうあの怪しいサイトにアクセスしてるナー」ってのが解れば、だいたい何をやっているかも想像は出来てしまうのだ。

閑話休題。
まーとにかく、そろそろこの辺も本腰入れないと、本当にエロゲー会社はもっともっと大変なことになるんじゃないかなぁと、見ていて思う。民事訴訟をするに辺り、明確なコストが解れば、エロゲ会社も重い腰を上げてくれるかもしれないなぁ。
かくいうボクは、細々と同人でもいいかなー、などと思っているのではあるが(汗)。
今作ってる同人ゲームも、無料で配ろうか未だに悩んでいるし……(ぁ

今頃のように HTTPS を導入する

ちょいとテストに HTTPS を立ててみた。とはいえ、証明書オレオレ証明書である。
個人情報やクレジットカード情報など機密にしたいデータをインターネット上でやりとりする時は、盗聴や改竄を防ぐために暗号化してやりとりする。この暗号化にはアクセス先のサイトが正当なサイトであるかどうかを証明する機能もある。
IE などのウェブ・ブラウザには「認証局」というのが登録されており、その認証局が認証した証明書じゃないと、たとえ暗号化が施されていたとしても、接続先が信用できないというエラーを返す。下の画像は暗号化されているが、信用できない証明書だぞと警告している IE の例。ちなみに証明書には有効期限があり、この有効期限が切れてもエラーを出して教えてくれる。

ssl_error.jpg

ただ、通販サイトや金融機関、公的機関などが上のような信頼できない証明書を使うのは問題だが、ボクの場合、自分の開発に関係するやりとりを暗号化するのが目的である。なのでまー、とりあえずオレオレ証明書(この言い方はあまり好きではないが)でもいいか、ということで入れてみたしだいである。
またこれに伴い、ノート PC の開発に関するアクセス方法を全てグローバルに移した。
これはどういうことかというと、自宅の開発機はサーバと同じ LAN 上に存在するため、LAN で普通にサーバにアクセスしている。この間、特に暗号化などはなされていない。LAN を完全に信用しきった運用である(汗)。
一方、ノート PC というのは出先からでもサーバにアクセスする必要がある。そのため、毎回 VPN で自宅サーバとノート PC を結び、その上でやりとりしていた。しかし VPN はアクセスがけっこう遅く、いろいろと面倒だったのだ。
HTTP を暗号化することにより、VPN を経由せずに直接自宅サーバとやりとりが可能となった。

ただ一つ問題があって、URI はインターネット上に流れてしまうと言うことである(たぶんだけど)。VPN 経由だとそもそも通信全体が暗号化され、VPN だというアクセスは解っても、その中でどんな通信が行われているかは解らない。
HTTPS では名前解決などがインターネット上で行われてしまうので、たぶん、自宅サーバのどこにアクセスしているかは解っちゃうような気がするんだよね~。

で、証明書とろうか本気で悩んでいる。
認証局の証明書というのは当然お金がかかる。用途によって様々だけど、年間 8 万円ぐらいから。安いのだと 16000 円ぐらいからある。で、今頃知ったんだけど、年間 8 万とかのヤツって、個人じゃ取れないのね……orz
自動的に安いのになるんだけど……証明書ってドメイン固定だよねぇ。ボクのサーバではいろんなドメインが運用されているわけなんだけど、そのうちの三つのドメインで HTTPS やりたいのよねぇ。う~ん、どうしようかなぁ……。

Error: Flash Player Cannot Installed.

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Last-modified: Sun, 15 May 2011 14:07:29 JST (4722d)