Top > Diary > 2010-10-13

日本の標識

ふぇ…

ボクは車ユーザである。年間の走行距離数は 24,000km ほどである。
ちなみに東京のタクシーの一日のノルマは 300km。2 日に 1 回出勤なので 1 年で 55000km 程度。長距離トラックは年間 30 万km 走ると聞いた。そういう人たちに比べれば、ボクの走行距離なんてのはたかが知れる。

で、ボクはカーナビを持っていない。これは二つ理由があって、一つはあまり必要性を感じないから。二つ目はどうせ買うなら、おもちゃになる(いろんな機能がついている)機種がイイ、と思っていて、そんなのは 40 万円を突破してしまい、40 万あったら別の買うっちゅーねん、というわけでカーナビを買ってないのである。
そこで初めての場所に行くときに頼りになるのが「道路標識」である。
ボクは割と標識を頼りに運転をする。そしてその標識に騙されたこともあるし、救われたこともある。ただ別段、標識そのものが使いにくいなぁと思ったことは今までなかった。でも WebCG にこんなコラムが載っていた。

なるほど、水曜どうでしょうなんかでも、ヨーロッパやアメリカでは地名への標識だけでなく、その街の中心部への標識なんかが必ずあった。土地の人間じゃない人が来たとき、どっちに行くとその街から外れ、どっちに行くと街の中心部なのかが解るようになっているわけだ。
日本の標識でも一応「○○市街」という書き方がある。つまり、そっちの方に行けば中心なんだなと、ボクは理解している。だが、上のコラムにあるとおり、東京都内はそもそも全体が市街なワケで、「○○市街」と書くのは難しいところである。
となると駅名がふさわしいのであろう。東京も駅を中心に広がっているところが多い。
ただ、これも駅の位置関係を解っていないと、あんまり意味がない。上記のように東名高速で東京に来た人が、赤羽に行きたかったとする。でも看板に出てくる駅名と言えば三軒茶屋や渋谷であり、どの方面に行けば赤羽なのかも解らない(笑)。まぁ、そのまま環八を北上するのがいいんだが(ぉ
何が言いたいかというと、欧米のような街と街が離れていてその間を道路がつながっているというような作りなら、「○○中心街」という表記は良いのだが、日本のように関東平野全体が街、とか、街と街の間も街、とかいう場合、目的地点の間にもいくつもの「街の中心」が存在するため、標識の書きようがないのではないかと思うのである。
三軒茶屋に居るウチから、赤羽の方角なんて書きようがない。せいぜい 2 ~ 3 駅先の地名を書くのがスペース的に精一杯である。だからやっぱり地名になっちゃうんじゃないかなぁ。

あとはもうカーナビに頼るしかないと思う。ただカーナビではいつまでたっても「感覚」でその場所の地理を把握できないんだよね。まぁその必要がそもそもないのかも知れないけどさ。
ボクはどうやって見知らぬ土地を覚えるかというと、主要幹線道路の番号もしくは名前と、それが伸びる方向を覚えるのである。たとえばあまり詳しくない、四国松山。城を中心に西が海、東が道後温泉、南に松山道。南北に貫くのは R196、城の周りに環状線、宇和島方面は R56、西条高松方面は R11、高知は 33。とまぁこんな感じである。道に迷ってもまっすぐ走ってればこの覚えている道路のどれかにぶつかる。ぶつかれば、そこで行きすぎたのか、まだなのかが解る。という具合である。
松山だとこの程度しか把握していないが、東京だとその情報量は膨大になる。そもそも中心点がいくつもあるが、全体としてはやはり皇居が中心となる。

ただボクにも弱点があって、まず地下鉄の駅名をほとんど知らない。
だから地下鉄の駅を言われても、その場所に行くことが出来ない。
それと東京の南西の方角(世田谷区、大田区)がほとんど縁がなく、地理に疎い。なんか記憶が漠然としているのである。こっちも行くような用事があれば、覚えていくと思うんだけどねぇ。
まぁでも幼馴染みが蒲田に居を構えたので、最近だいぶ位置感覚がつかめるようになってきた。

というわけで、日本の道路標識、ボクは非常にお世話になっているのである。

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Last-modified: Fri, 15 Oct 2010 18:05:40 JST (4935d)