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圏外との戦い

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今回の旅の目的は、東北に詳しい父から東北の地の利を勉強することにある。そして実際の宿を体験し、自分が一人で東北を自由に旅することが出来るようになるためである。
実は僕は仙台から北に行ったことがない。そこで東北の様々な(人のいない)温泉地を頭にたたき込み、ふとストレスがたまった時の逃避先にしようという魂胆なのだ。
ところが今回巡っている温泉地は携帯の電波が入らない。PHS などもってのほか、移動中でも市街地以外は全く電波が通じない。
これにはまいった。そもそも、地図を確認したりすることが出来ないのだ。また、万一緊急の仕事が入ったときのための準備もしてあるのに、ネットどころか電話も通じないという有様である。
というわけで、久しぶりに静かな日々を送っている。

八幡平を目指す

さて、二日目は滑川温泉から 290km 離れた八幡平(はちまんたい)を目指す。この八幡平の平は、水たまり(つまり池になっている部分は平らになっているからだと思われる)という意味らしく、周辺には 20 以上もの池が存在しているらしい。また周囲は湿原となっており、様々な高山植物をたのしめるとか。まぁ、尾瀬(おぜ)みたいな感じ?
ルートは県道も混ざり簡単には説明できないが基本的には国道 13 号線を北上し、途中田沢湖をかすめつつ八幡平へ登っていく。
途中、角館(かくのだて)の武家屋敷をみる。しかし、さすがに当時の建物そのままが残っているわけではなく、窓がアルミサッシだったり、屋根がトタンだったりとちょっと残念。
それから待望の田沢湖へ。こちらは日本一深い湖ということもあり、美しい青色の湖面が見られると聞いて楽しみにしていたのである。
ところが角館を出てからまもなく、大雨が降り出し、結局この雨は八幡平に着くまでやまなかった。田沢湖では車を降りることができず(土砂降りだった)、田沢湖の深いブルーは見られたものの、写真に収めることが出来なかった。

そして 17 時頃、八幡平到着。蒸気がモクモクと昇っていた。
ここは標高 1100m 。すごく涼しい( 22 度くらい)。
湯質はちょっと調べられなかったのだけど(この辺も圏外が多い弊害である)、硫黄は確実に含まれている。
そして風呂がイイ!
全て木で出来ていて、木の香りが心地よい。
また、サウナが地熱によるサウナ! 火山の熱によって直接暖められた蒸気が下から昇ってくるのである。
いやー実に気持ちが良かった。

滑川温泉は秘湯というイメージだったが、こちらは絵に描いたような湯治の宿であった。

今回の旅の食事事情

今回、泊まるところは全て食事なしの一泊 2000 ~ 3000 円の素泊まりである。理由は安く済むことだが、ほかにも父にとって宿の料理は量が多すぎたり、味が濃かったりするらしい。それに彼は山屋(登山家)であり、自炊が基本。
さらにいえば東北はこれといって料理に名物はない。
そんなわけで、食事は昼は途中のどこかの食堂、朝晩はスーパーで買ってきた総菜ものに旅の途中で仕入れた生野菜と一緒に食べている。
安く済むし野菜をたくさんとれるしで、僕は満足している。
ついでにやせられそうでもある(ぉ

小町堂
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角館の武家屋敷
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泊まった宿
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  • 逃避しているのになして携帯がいるん? -- ken1? 2007-08-23 (木) 20:40:12
  • ネットがないと生きていけない体になってしまったからww -- たまきん 2007-08-23 (木) 21:39:39

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Last-modified: Fri, 07 Mar 2008 14:20:14 JST (5888d)