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会津ですごい出会いが待っていた

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6/10日記で背景屋さんの話が出てきたけれど、この連絡のついた背景屋さんに会いに、会津へ行ってきた。
この方は 30 年以上(いや 40 年以上?)も背景をやってらっしゃる方で、かの宮崎駿や高畑勲なんかとも仕事をしていたりしていたベテラン。いろはの背景を担当した人で、いろはで知り合ったものの、会ったことは一度もなかった。
電話で何度か声を聞いたことがあるぐらいで、ずっとオンラインで仕事を発注したりしていたのである。
声から察するに結構なお年なのは想像はついていたのだが。

会ってびっくり。
確かに初老を感じさせる髪ではあったが、表情も身体もとても年齢を感じさせない出で立ちであった。しかも気も全然若い。現在のアニメ業界の問題点を把握し、コンピュータを使ったアニメ制作の未来を思い描き、地方での創作活動および地域活性化、雇用創出にいたるまでのビジョンをなんの曇りもなく語る。
アンテナは常に伸びており、背景以外の仕事についても様々な好奇心を寄せている。

そもそも地方に引っ込んだ理由も、ネットがあれば仕事は取れるしできると確信したからだそうで、5 ~ 6 年前、子供への環境も考えて、妻の実家である会津に引っ越したのだそうだ。

正直ボクは度肝を抜かれた。
そしてお話が楽しくて楽しくて仕方がなかった。
本当は 1 時間ぐらい挨拶だけして、あとは鶴ヶ城を見たり、温泉入ったり、帰りに喜多方ラーメンでも食って帰って来ようなんて思ってたんだけど、そのアテはすっかり裏切られてしまった。
気づいたらもう 20 時。
もっといろいろ話をしてみたかったのだけれど、さすがに 20 時を過ぎたら家に着くのが何時になるのか解らない。惜しみつつも別れを告げて会津をあとにしたのだった。

もっと 0 から、この方に背景を舞台設定をお願いできたらと心から思った。しかし下世話な話になるが、なかなかそうもいかない状況がある。背景は BGM と並んで予算削減の急先鋒なのだ。
今や背景費は、10 年前に比べて 1/3 ~ 1/4 にまで減っている。
正直、背景にお金を出して、舞台設定に凝ることができないのである。
しかし背景がいかに大事かということは作り手のみならず、ユーザの皆さんも気づいている。
確かにエロゲではキャラが重要である。だからそこにお金を一番かけるのだが、しかしそのゲームの中に感情移入する、ゲームの世界に自分を投影し、あたかもその世界にいるような気にさせるのは何をおいても背景なのである。
薄っぺらい手抜きされた背景では、現実感が出ない。
しっかりとした背景、舞台設定があってこそ、そのゲームをプレイする人は、その世界に入っていけるのである。

背景を見直してもらえる、そんな環境作りができるといいなとボクは思った。

会津への道のり

さて、会津まではもちろん車で行ったので、ドライブ関係の話も一応書いておこうと思う。
会津の名物はニシンの山椒漬け、そしてまぁ福島の名物になってしまうがゆべし。
あと意外に海産物が豊富。これはボクは最初、同じ福島県の太平洋側から水揚げされたものだと思っていたのだが、背景さんの話によると山形の日本海側、そして茨城県の太平洋側からであった。その話を聞いて、ハタと思い出した。そういえば会津は明治維新のときに幕府方だったのだ。同じ福島県から仕入れられることなどなかったのだろう。

行きは高速、帰りは下道で帰った。
外環大泉から川口 JCT で東北道に乗り、郡山 JCT で磐越へ。そして会津若松 IC で降りる。
走行距離は片道ぴったり 300km 。
しかし日曜日は本当に警察多いな。行く途中、何台も捕まっていた。そしてボクもまた捕まった(笑)。しかしボクは切符を切られない自信があった。だって、24km オーバーなんてしてないもの。前回捕まってからというものボクはメーター読みでしっかり 110km/h で走っている*1。確かに追い越しをする時とかに法定速度を上回ることはあるが。
現にボクを捕まえた警官も、すぐにボクをパトカーに入れようとはせずに、口だけで説明してきた。普通捕まえたら測定した器械の表示を見せるのだ。だからボクも執拗に「いや、絶対 24km オーバーなんてやってません」と言い張った。
おかげですぐに解放してくれた。

帰りのルートは R118 → R121 → R122 → R407 → R254 という感じで、R4 を使わずに日光から足尾銅山を抜け、群馬県は桐生方面から埼玉県熊谷に抜けて戻ってきた。
背景屋さんの家を出たのが 20 時を過ぎていたため、お風呂も食事も諦めていたのだが、湯野上温泉で夜 10 時までやっている温泉が開いていた。しかも源泉掛け流し。うれしかった~~~。
でも食事処はどこももう閉まっていた。
日光に出れば何かあるかなと思っていたんだけど、結局我慢できず、鬼怒川のファミレスで軽く食事をとってしまった。ところが日光についたらラーメン屋とあと地元の和食屋が開いていて、ショック……くそう、やっぱり日光まで我慢すればよかった。

まぁそんなこんなで、江古田の事務所にお土産をおいて、家に戻ってきたのは AM3:00 であった。すごく疲れたけれど、背景さんとのお話はおもしろくて、久しぶりに心地よい疲れ方ができたなと思う。

燃費

給油:40.21L(走行距離:463.0km/燃費:11.5145486km/L)
単価:179 円 /L(ENEOS、ハイオク、セルフ、東京都西東京市中町)

給油:25.47L(走行距離:313.4km/燃費:12.3046721km/L)
単価:183 円 /L(ゼネラル石油、ハイオク、セルフ、福島県会津若松市)

#comment


*1 ボクの車が 90km/h 以降、メーターと実速度に 10km/h の差があることは実験済みである。つまりメーターで 110km/h で走れば、実速度は 100km/h なのである。

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Last-modified: Thu, 19 Jun 2008 03:12:13 JST (5783d)