奥さん、トロイの木馬ですよ
今月にマスターアップしたソフトが無事発売されたらしく、サポート依頼のメールが着始めた。その一発目が、プログラムがウィルスに感染しているという報告だった。
なんだとー!?
と慌ててチェックしたところ異常なし。
どうやら avast! の誤検知だった。う~む、人騒がせな。とはいえ問題はこれだけでは終わらない。ウィルスが入っていないと解っても、それをお客さんに理解してもらうにはそれ相応の証拠がいる。
まったくもって、面倒なことになった。
そもそもこの問題はプロテクトにあったりする。
このプロテクトは良くウィルスと誤認されるのだが、それはうちのメールサーバも一緒で、このプロテクトを施してもらった EXE をプロテクトをしてくれる会社から送ってもらうと必ず「ウィルス・メール」ということではじかれてしまうのだ。まぁプロテクトというのはわりとトリッキーな事をしなければならないため、そのコードがウィルスと勘違いされるのだろう。
ちなみに avast! は実際にはウィルスとして認識するのではなく「トロイの木馬」として認識するようだ。トロイの木馬というのは(現時点では)、他のプログラムには感染しない。トロイの木馬とはウェブサイトからダウンロードしてきたファイルや、メールの添付ファイルとして PC にとりこまれ、それを PC をつかってる人が実行してしまってはじめて威力を発揮するマルウェアである。正確にはウィルスとは違うのである。
したがってトロイの木馬はトロイの木馬という目的を持った EXE そのものなのである。ウィルスのように、何かのプログラムに寄生するわけではない(トロイの木馬が実行された段階で、他のファイルに感染するような仕組みは作れるわけだが)。
と言うわけでその辺を説明しつつ、他のウィルス対策ソフトではちゃんとウィルスとは言われませんでしたよと言う旨を書いて送る。
それにしても正直プロテクトって意味があるのかねぇ?
だいたいプロテクトをかけることによって、プレス料金も割り増しになるだろうし何よりもそのプロテクトを作った人にライセンス料が支払われるってことだよね? じゃぁそのプロテクトをほどこしたら、Winny などの違法なファイルを流せるような仕組みのあるものに絶対に流されないのかといったらそんなことはないようで、ちゃっかり発売日、悪いときには発売日前(おそらくフライングで入手したと思われる)にはそのゲームの ISO ファイルが出回ったりしていると聞く。
誰か一人がプロテクトを解いて Winny などに流せば他の人はもうプロテクトなんて関係ない。
しかも余計なサポートの手間は増える……
困ったもんだ……
この手のプロテクトは、たとえばちょっと友達にコピーしてあげるとかそのレベルのことが防げる程度なんだよねぇ。まぁもっとも Winny などをやっているひとは無料で手に入るからダウンロードするんであって、お金がかかるんであればそもそも買わない人が多いっていう話もあるので、何とも言えないんだけどね。
サーバ
サーバはまだデータコピーやってます。
もういつ終わるかわからNEEEEE!
- えと、なんのゲームですか? ないしょ??? -- ときたみ
- すみません、非公開です(汗)。 -- たまきん
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