Top > Diary > 2008-12-25

広報簡単メモ 2

rural_am00f.png

さて、今度はいわゆる「特典」の部分をボクが解る範囲でメモしてみた。
特典にはいろいろあるけれど、セオリー化しているのは以下の三つである。

  • ショップ特典
  • 予約特典
  • 初回同梱特典(初回限定版)

ショップ特典というのは、お店がつけてくれる特典である。もちろんお店ごとにその内容は異なる。一番多いのはテレホン・カードだが、他にもクリアファイル、ティーカップ、抱き枕やそのカバー、シーツ類、フィギュア、キーホルダー、その他いろいろな文房具などなど、種類も豊富だ。
これらの特典の製造費はショップが持ってくれているというのがメーカーにとっては有り難い。で、絵素材はメーカー持ちだ。メーカーは各ショップごとに描き下ろしを提供するが、これらのデータ(原画費、CG 彩色費)に関してはメーカーの自腹になる。そして各グッズの製造費はショップさんが負担してくれるのである。

予約特典は予約してくれた人に必ず付く特典で、こちらは全てメーカーが自腹で作る。もしくは流通が作ってくれる場合もある。

初回同梱特典は初回生産分につける特典で、こちらはメーカーが自腹で作る。
これにはワナがあって、再生産する時、実は初回特典のままで行った方が安い場合がある(汗)。なぜならマニュアルやパッケージの表記を変えて印刷し直さなければならないし、箱も特典を入れないので、変えなければならないからだ。
この初回同梱特典で多いのは、原画集や設定資料集、主題歌 CD、サウンドトラック、ドラマ CD、Windows アクセサリなど本やデジタルものが多い。

さらに予約特典にはメーカー直販特典というのがある。これはメーカーのウェブサイトなどに直接注文した場合に付く特典である。メーカー直販の場合、流通(問屋)を介さないので、1 本当たりの利益が高いため、豪華な特典をつけやすいのだが、流通やショップさんから反発を買うこともあるので注意が必要である(お客さんがショップで買うよりもメーカーに流れてしまうため)。
他にも流通さんやショップさんの中には派閥や優先事項みたいなのがあって、特典関係を扱うのはかなりデリケートな問題となっている。いわゆる(まつりごと)というヤツである。こういった政はインターネットがもっともっと浸透し、みんなが平等に競い合える環境が整っていくといいなぁと願っている。

で、この特典。決めるのがボクにとってはすごく大変なのだ。というのもボクはそもそもあのエロゲの箱からして大嫌いなのだ。DVD のトールケースでイイじゃん、っていうかデータで売ってくれよってのがボクの考え方なので、あんなかさばるものを買えるかというのが正直な所。
そこにやれ、設定資料だ、サントラ CD だ、フィギュアだ、抱き枕だと下手したら製品の何倍の大きさがあるんですかこれ……っていうくらいボクは特典がどうでもいいのである。設定資料? PDF で一緒に DVD に入れとけばイイじゃん。マニュアルもそうしてくれ。サントラ CD? それも WAV ファイルで一緒に入れといてくれよ。物質はもういらん! どうせ数年したら邪魔になって捨てるんだから。データで済ませるものはデータでくれ! っていうか世間の人ももっとそうなってくださいおながいしますm(_ _)m<言いたかったのはそこかよ!

#comment


リロード   新規 下位ページ作成 編集 凍結 差分 添付 コピー 名前変更   ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: Sun, 28 Dec 2008 15:49:46 JST (5590d)