Top > Diary > 2009-11-12

声優に思う

nolinkl

まず、シナリオ、終わった~~~~!
ちょっと実はトラブルもあり、余計な作業が発生してしまって、予定よりも 12 日遅れてのシナリオ・アップ。一人で 1.5MB ぴったり。個人的にはやはり 2MB 必要だった……orz
けど 2MB 入れるにはあともう 1 ヶ月必要だったなぁ。次回作があるなら、次こそは 2MB !
最近は(っていうか、もう結構前からだけど)シナリオ複数が普通になって来ちゃって、3MB とか 4MB とかあるから、悔しい!
なんかこー、4 ヶ月ぐらいで 3MB とか入力できたらいいのに……orz

で、今日は朝の 9 時までシナリオ調整して、それから台本を作成してもらって、印刷して、スタジオへ。そしてそのまま収録に立ち会うという感じ。今までは知り合いに立ち会ってもらっていた。今日からバトンタッチである。

ちなみに収録にちゃんと立ち会うのは、もう何年ぶりなんだろうか?
いろはは最初の一回だけ、スパイシーは全く立ち会わず……なので、下手をすると 10 年ぶりとかそれくらい?
なので普段、ボクが書いた台詞を声優さんがどんな風に読んでいるのか、よく知らなかったんだけど、痛感したのはしゃべりのリズムね。一応、各キャラのしゃべりのリズムってのは考えて書いてあって、シナリオを入力するときちゃんと読んで入れてるのよね。
「喋る」ってけっこう咄嗟、咄嗟の連続だから、文法通りに行かないし、同じことを繰り返し喋ったりしてしまったりするけれど、「言いづらい」ということはないはずなのよ(専門用語などを酷使しないといけないとかそう言う場合を除く)。だから台詞を入力するときは、なるべくよどみなくすとーんと言い切れるように努力したつもりだったんだけど……。

実際収録に立ち会ってみると、ボクは割と修飾語や副詞をかなり手前に持って来てしまうということがわかった。自然に喋るには、修飾するものはその単語の直前に来た方が良い。「A だから、もっと B したほうがいい」っていうのが自然なんだけど、「もっと A だから、B したほうがいい」という表現が多いのだ。っていうか、これだと A にかかってしまう(汗)。
そして、自分では言いやすいと思っても、声優にとっては言いづらいということ。
実は喋るタイミングに合わせて句読点をつけているのだけど、それがかえって声優自身の持っているリズムと異なり、言いづらくさせてしまっているようだ。ただ、声優は声優でそんなことを気にせずに自分のペースで読んでしまう人もいる。

で、今回、一番痛感したのは、声優のみんな、落ち着きがないこと。
台詞、速いよ!
いやまぁ、若いキャラとかはそれでいいんだけど、ボスクラスの不老不死のキャラとか、もっと落ち着いていて、堂々としていて欲しかったんだけど、すらすらと喋ってしまう。もっといやみったらしく、それでいてゆっくりと落ち着いたリズムで喋って欲しかったんだけどなぁ……特に女性だから余計に速いのかも。

あと演技力ね。
ボクは演技に関してはかじった程度だし、そもそもかじったのは舞台の方なので偉そうなことは言えないんだけど……やっぱり「味」とか「工夫」とかがまだまだ足りないというか何というか……。もちろんその人の声そのものの個性というのは当然ある。でも声優ってそれプラス「何か」じゃない? まぁ、ボク自身が声優には疎いので何とも言えないんだけど、それが感じられる声優ってそういないのかなぁと思いつつ、相変わらずの声優嫌いに拍車がかかる<マテ

なんて、スタジオの人がここを見に来たらどうしよう(汗)。
いや~演技ってやっぱり難しいよ。そのキャラクタになりきるのとも違うと思うんだよね。やっぱり声優(というか役者)自身にも個性があるわけだから、キャラクタなりきるのも大事だけれど、そのキャラクタをその役者がどう「消化」したかが重要になってくるんだよね。それはつまり脚本家の創造を超えた地点にあるわけで……というのはきっと高望みしすぎなんだろう。
ただその地点がボクの想像の範囲にある以上、やはりボクは「声なんていらない」と思ってしまうわけで……なかなか難しい問題である。

やっぱりボクは、収録には立ち会わずに、音声ディレクタさんに任せるのが一番幸せな気がする(笑)。

いいなー!

0911134453.jpg

収録からの帰り道、前を走っていた車のナンバーが!
うおお、いいなー!
車のナンバーで何かネタを仕込むって言うのはボクの夢なんだけど……あのひらがなが邪魔をするんだよね。数字は好きに出来るんだけど、ひらがなが出来ないんだよ~~。というわけで、前の人が羨ましすぎる!

夢は「あ 87-30(あやなみれい)」なんだけどね!<まだ言うか

燃費

給油:51.29L(走行距離:500.5km/燃費:9.75823km/L)
単価:132 円 /L(ハイオク、セルフ、昭和シェル、東京都杉並区井草)


さてさて、今日の一枚は、カナダ発のテクノ deadmau5。知人に教えてもらい、最近知りました。わりとリズム重視のテクノなんだけど、ドラムンベースのような展開じゃなくて、ちょっとスローなリズムに分離したメロディや分散コードが重なっていくような感じ。その重ねの登場の仕方が、絶妙なのかな。けっこう浸れます。

  • 声優系の専門学校に行ってたことがありますが、本来はその高望みをしていい人たちがやる仕事だったはずなのに、好きだから“やってみたい”という人たちが山のように出てきてしまったため、望むものができなくなっているのはほぼ間違いないと思います。いまから7、8年前の話ですが。
    舞台演劇などの基礎訓練をやらずにアテレコ、アフレコばかりやりたがったり。
    二十歳前の若者に声優業界の今後を見据えて、なんて心構えがあって専門学校に入ってくるひとなんてそうそういないと思いますけど、あと何人かでもいいから将来を本気で考えて活動してくれる人が増えてくれないかと、思う次第です・・・・。 -- へぽかる? 2009-11-15 (日) 02:23:58
  • 裾野が広がるのはいいことだと思うんです。たとえば、野球で松井やイチローのような凄い人が現れるというのは、やはり野球人口が多いからだと思うんですよね。だから声優さんも、入門者はそう言う人でもいいかと。あとは育っていくうちに高みやアイデンティティを見つけていってくれればよいかと。ただ、「好きなことをしたい」と思って入ってくるからには、何か魂の叫びを聞きたかったなぁというのが、個人的な感想だったのです。
    ただ悲しいかな、ボクが言っていることは「ギャランティ」にはまったく反映されないのよ。人気になれるわけでもないし、売り上げにも貢献しない。だからよけいにないがしろにされるのかも~。 -- たまきん 2009-11-15 (日) 10:18:43

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Last-modified: Mon, 16 Nov 2009 17:18:02 JST (5268d)