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鬱だ死のう

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ちょっと仕事でいろいろなことが起きた、というか、起きたことは一つしかないんだけど……う~ん、まぁ、なんというか世の中厳しいよね、っていうレベルの話。そしてこの業界で 10 年以上、自分の作品を作ってこなかったツケが、今回ってきているって感じかな。評価が悪かろうか良かろうが、自分の作品がないのはホント厳しい。

そんなわけで「鬱」と言う言葉は、割と簡単に使ってしまっていて、表題の「鬱だ死のう」なんてのもその中の一つなんだけど、上記の記事の通り、鬱病患者の数が厚労省から正式に発表された。これをそのまま自殺と関連づけるのもよくないとは思うのだが、自殺者は男性の方が多いのに、鬱病患者は女性の方が多い。また、女性には鬱病患者の数のピークが二つあるのも興味深い。

で、鬱病について「逃げ」だの「心が弱い」だの「責任感がない」だのいろいろと難癖を付ける人もいるが、外からどう見えようがその人は確実に調子が悪いのであって、それを無理に鼓舞したり、非難したりするのは意味がないなぁと思うのである。
鬱病と診断されたら、その人を第一線から外して安心させること。
それでいいじゃない。なんで無理に動かそうとするのやら。

これは多分に、同じ状況に陥ってもある人は鬱になるが、ある人は鬱にならないからなんだとは思うんだけどね。で、鬱になる人は精神が出来てないと。でもさ、それは他の病気にも言えると思うんだ。風邪を引いた人と一緒にいて、風邪を引く人もいれば、引かない人もいる。要するにそう言うことでしょ?
もちろん健康管理は大事だけど、人間いつでも準備万端に保てるわけじゃない。今週は健康に気を配れたけれど、次の週は残業も多くて体力が落ちてしまったとか、寒くなって体力が落ちてしまったとか……いろいろあると思う。それがたまたま、脳に来ちゃったんだよ。そう考えれば、鬱病に対してどうこう言えないでしょ?

ただ、うちの業界は一人の人間がいろんな仕事を兼務するので、この「第一線から外す」というのがなかなか出来ない。鬱になってしまっても、使わざるを得ないという場面が多々ある。こういう場合、当人がキレて失踪するとか、会社を辞めるとかそういう事態になれば無理矢理物事は終熄するんだけど、それも出来ないとなると鬱のまま延々とマスター・アップまで働かされることになる。
かといって働いてもらわねば、会社がつぶれてしまうと言うような弱小会社ばかりなので……鬱になるまえに会社側がいろいろと働く人の環境をケアしないとダメなんだけど……他の会社ではどうしているのかな……。


さて、今日紹介する一枚は、フランスのバイオリニスト、Catherine Lara。といっても、クラシックの人ではなくてヒーリング・インダストリアルの人。しかしヒーリング・インダストリアルでボクはヒーリングされないんだよね(笑)。笑っちゃうんだよね……。いや、好きなんだけど……でも笑っちゃうんだよねぇ……。この感覚を理解してくれる人が周囲にいなくてねぇ(爆)。

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Last-modified: Sun, 06 Dec 2009 07:59:59 JST (5248d)