信長と天皇

以前、こんなツイートをした。
このゲームはとんでもない規模になるので、ボク自身が個人でなにかするということはないのだが、アイデアとしては面白いなぁと思っている。で、なんとなくこの企画を考えていて思ったのだが、織田信長が天下を統一した場合、天皇制はどうしただろうか?
あくまでもボクの知識からでしか測れないが、鎌倉幕府や室町幕府は天下を取ったとは言え、天皇制を廃することはなく、別政府とした。
信長の足利義昭の扱いを見るに、信長としては別に天皇制を残そうとは思っていなかったのではないかと、ボクは考えている。つまり、天皇も廃し、自分が完全に国家元首になるつもりでいたのではないか。

そこで第六天魔王である。
Yahoo! 知恵袋ではあるが、以下になかなか解りやすいものが載っていたので、参考になると思う。

つまり太平記(1300年頃成立?)や沙石集鎌倉時代)などによると、仏教よりも神道が下という記述があるのである。これは成立した年代を見ると解りやすく、ちょうど頼朝が朝廷から距離を置いた時代で有り、その結果かどうかは解らないが武士は神道というよりは仏教寄りになり(言葉も鎌倉時代にずいぶんと京言葉から作り替えられた)、また天皇側を貶めるという意味でも、上記のような書物が成立していったのであろう。

つまり、信長自身が第六天魔王を名乗ることによって、天皇よりも上の存在であることをアピールすることが出来るわけである。

では何故こんなめんどうくさいことをする必要があるか?
それは、日本元首の正当性である。良くも悪くも天皇家はそれこそ弥生時代くらいからずっと受け継がれてきた。戦国時代では弥生時代とかそういう認識はなかったとしても、遥か昔から天皇家が日本の元首を務めてきたことは解っている。
となると、いくら戦争でムリヤリ天皇家を打ち倒して、「はい、今日から信長がこの日本の元首ですよ」と言ったところで説得力に欠けるだろう。しかしながら、この天皇家の伝統に敵うのは簡単なことではない。

欧米ではそもそも国がなくなってしまったり、国家元首が別の血筋の者だったりすることはよくあることだが、日本の場合はそうではない。日本の場合、政権がひっくり返るようなことがあっても、それは天皇が打ち倒されるのではなくて、その時に政権を握っていた存在が打ち倒され、天皇はそのままであることが多い(もちろん、天皇の座を狙った謀殺などは明治まであったが、それは天皇制を変えるという動きではない)。

そんなわけで、かのアメリカもそうしたように、日本から天皇をどかすのは、非常にめんどうくさいのであるwwww

つまり信長は別におごり高ぶりで第六天魔王を名乗ったわけではなく、ちゃんと意味があって名乗っているのだろうなとボクは思っている。存外、明智光秀なんかは気付いていたのではなかろうか? なんてそれは言いすぎかw

まぁ万が一、信長が世界を統一するゲームを作る場合、この辺の天皇の問題は取り扱わないのが吉だろう。そんな、与太話。

意外と大事な固有名詞

企画書を頼まれたので、軽く作ってたんだけど、固有名詞が決まらなくてずっと書けなかった。どういうことかというと、アイデアは既に頭の中にある。○○が舞台で△△して□□になって、××するゲーム、みたいな?
登場人物も、どういうキャラが必要かというのも、決まっている。
が、これらを表現するのにはそれぞれに「名前」が必要だ。
舞台となる場所の名前、登場人物たちが属する組織(集団)の名前、そして各登場人物の名前……。これらが決まらないと、書類化できないのだ。
まぁぶっちゃけ「A 学園の B 部は実は夜な夜なエッチな会合が行われていたのだ」っていう書き方でもいいのかもしれないけどさ(汗)。「B 部の部長 C 子は……」とか。
でもクライアントに提出するのにそれでは問題ある。

そんなわけで企画そのものを考えるよりも、固有名詞を考えている時間の方が圧倒的に長い。企画の内容なんてのはさ、ぱっと思いついたらもうそれで終わりじゃない? もちろん細かい所の詰めとかは必要だけど、「○○な企画」で済むような場合は本当に思いつけば企画の内容に関しては、それで終わりである。
問題はそこから文章で説明するとき(企画書に落とし込むとき)に、具体的な名前をどうするのかで、ずーっと悩んで時間を費やしてしまうのだ。

ところでスゲー規模が巨大なゲームを前々から考えついているんだけど、これ誰かつくらんかね?(汗)
個人では到底作れないし、ボクが勤めている会社でも作れるような代物ではない。1500 ~ 1600 年頃のユーラシア大陸のほぼすべての勉強をしないと作れない。歴史、文化、文明(?)、科学技術、兵器・武器、兵法術、当時の気象、地形及び地政学、そしてその時代の偉人とか……考えただけでも頭がクラクラするが、作りがいのあるゲームのような気はする。
しかもキャラはうまいことアレンジすれば、男子にも女子にも受けると思うんだよねぇ。そんなことないかなぁ?

閑話休題。
今日はお昼に、また『なごみ』に行った。
何故か?
タレの焼き鳥丼を食べるのをすっかり忘れていたからだ。初めて行ったときは塩の焼き鳥丼だったのだ。というわけで焼き鳥丼の鳥刺しセットを注文。ここは昼間から鳥刺しが食べられるのだ。

やっぱりタレの焼き鳥丼は美味しかった。

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