頭の悪い IME を使っていると、自宅 PC の IME も頭が悪くなる

今の出向先の開発マシンは管理者権限をもらえない。そのおかげで僕が普段使っている様々なツールが使えないでいるのだが、その中の一つに Atok がインストール出来ないという問題がある。ボクは Atok をすでに 20 年以上使っており、その辞書も同じく 20 年以上かかって培われてきた。なのでボクの文章入力に関する様々なクセが記憶されている。

しかし、出向先では MS-IME を使わなければならない。まぁそれはべつによかったんだけど、意外な問題が浮上したのだ。

IME は Atok に較べると、ちょっとお馬鹿だ。それも別に運用でカバーできるのだが、この運用がくせ者だった。ボクは Atok では自動連文節変換という設定にしているものだから、そもそも変換キーというのを押さない。ドバーッと入力して、あとは Atok が勝手に変換するのに任せている。ある程度文章を入力すると、前の方が確定し始めるのでその時に誤変換がないか見ながら文章を入力していくのである。

なのでボクの文章というのは非常に誤字脱字が多い<ヲイ
ボクの文章はそのまま Atok の精度と言って良い。

ところが MS-IME はお馬鹿なのでこの技が使えない。どういうことかというと、上と同じやり方で入力すると変換ミスが多すぎてイチイチ直さないといけないのだ。なので最初の 1 ~ 2 ヶ月目でこの入力方法はあきらめて、ほとんど文節変換に近い形で入力していた。

するとどうだろう、家に戻ってもつい文節変換をしてしまうのだ。
そのおかげで Atok にも変なクセが付いてしまい、変な学習がなされてしまった。一連の長い文章として変換するとおかしなことになるのだ……orz

くそー……こんな罠が仕掛けられていたとは。
おかげで小説とかすげー書きづらくなった。

バカに合わせるとこっちもバカになるというのは、人間だけでなくコンピュータでもその通りのようだ(マテ