ハリウッド版トランスフォーマーの話。 ボク的に注目した点は、物語の整合性においてトランスフォーマーの位置づけが政治的・社会的にもよく練り込まれていたことと、脇役の役割がしっかりしていたこと。設定のレベル(トランスフォーマーのようなある意味子ども向けっぽい設定と、米軍とか大統領とか現実路線の設定)が上手く調和しており、もちろん突っ込み所ってのはあるんだけど、作品としてはしっかりまとまっている。 視点もいくつもあり、主人公視点だけじゃなくて他の視点にもそれぞれ主人公がいて、彼らがちゃんと活躍し、最後には全員が(トランスフォーマー自身も)、主人公に運命を預けていくという過程はよく描かれているんじゃないかなぁというか勉強になった。 話そのものはベタなんだけどね。 映像に関してはやっぱり CG の動きは重量感がなかったり、金属の焼けた感じとかゆがんだ部分とかがきれいすぎたりして興ざめになったりするんだけど、重量感のない動きに関してはそれを上手くスピードに反映させていて、違和感が出ないようにしている。あと重要なのが SE。割と軽めの SE を多用していて、スピード感と相まって、重量感がないことを違和感なく表現しているんだなぁとボクは思った。 #comment |