Windows 7 あれこれ
Windows 7 は Vista の SP2 だという話が出ているくらい Vista とよく似ていると言われているが、インターフェースに関しては根本的……とまでも言わないが、ファイルアクセスへのアプローチが違っていたりしているので、そのいくつかをメモ程度にまとめてみようと思う。
まず、ライブラリという概念が追加された。マイ ドキュメントやマイ ミュージックのような良くアクセスするフォルダは、ドキュメント、ピクチャ、ミュージック、ビデオなど Windows がデフォルトで用意するもの以外に、自分で自由に追加できるようになった。
また、マイ ドキュメントそのものも複数登録することが出来る(Vista 以前でも出来ないことはなかったがアクセスが面倒だった)。
そしてエクスプローラを起動すると、この登録されているライブラリの一覧から始まるようになった。これの意味するところは、今までは【スタート→ドキュメント】などとスタート・ボタンからドキュメントやピクチャ、果てはネットワークにアクセスしていたが、エクスプローラを起動してから使うというアクセス方法が提示されたのである。
そしてそのエクスプローラがタスクバーに登録されているので、スタート・ボタンを押さずにエクスプローラを直接起動した方がアクセスが速くなった。
Windows には Outlook Express が(Vista では Windows メールが)付属していたが、これらは Windows Live! に統合されたため、最初の段階ではバンドルされなくなった。これ、いいのかなぁ……?
h264 をなんの追加もなく再生することが出来る。これはありがたい!
ほかにも XviD や DivX も自分でインストールすることなく再生することが出来る。
Blu-ray で取り扱うフォーマットに関しては一通り装備しているということなのだろう。
Windows 7 からはタスクバーが今までの Windows の歴史を覆す変更が起きている。
タスクバーがランチャも兼ねるのである。これはどういうコトかというと、よく使うアプリをタスクバーに登録することが出来るのである。つまりアプリを終了しても、それがタスクバーに登録してあるアプリならタスクバーからはなくならない(もちろん、従来のタスクバーとして使うことも出来る)。
そして同じアプリを複数起動した場合は、タスクバーのアイコンが二重化される。そしてタスクの切り替えは、そのアプリが一つしか起動していなければそのアイコンをクリックするだけで切り替わるが、複数起動している場合、スクリーン・ショットが表示されるので、切り替えたいウィンドウをその中から選ぶ。そのときデスクトップ上では他のウィンドウが透明になり、裏側に隠れているウィンドウであってもウィンドウの中身がすぐに確認できるようになっている。
&ref(taskbar_icon1.png,nolink) | &ref(taskbar_icon3.png,nolink) | &ref(taskbar_icon2.png,nolink) |
一つしか起動していない場合 | 複数起動している場合 |