今回、母が受け持ったのは女の子で、その母親にも同種の症状があるという。
精神病は男性の方が圧倒的になる確率が高い。これは XY 染色体によるもので、脳に関する情報が X に集中しているため、X を一つしか持たない男性は、その X に異常があるともうどうしようもないからだ。女性は X が二つあるため、片方に異常があってももう片方で補うことができる。しかも男性のように一対の遺伝子のどちらかしか使うということはせずに、細胞ごとにばらけるため、異常があってもそれを分散させることができる。
一方、精神遅滞は女性でも普通に起こり、男女差はあまりないらしい。
で、問題なのはその夫である。精神遅滞などの女性の夫となる男は、だいたいが普通の女性に相手にされない問題のある男性が多く(DV など)、泥沼の離婚試合になったり、子供と妻をおいてどこかに行ってしまったりと、女性側に大きな負担がかかる。保証を受ける側が、保証から脱せない原因の一つである。