さらばシングル・クリック
IE4 が登場して以来、ずっと愛用していたシングル・クリックと決別することとなった。これはエクスプローラのダブル・クリックをシングル・クリックで行う設定で、ファイルの起動がシングル・クリックで、ファイルの選択がオンマウスでできるという機能である。
ダブルかシングルを設定するオプション画面 |
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IE4 を導入するとエクスプローラもそのように設定することができた。
以後、ずっとシングル・クリックを使ってきたのだが、Vista では問題が起きていた。
いままでエクスプローラでファイルの一覧を表示したとき、アイコンとファイル名しかボタンとして機能しなかった。つまりファイルを選択したり起動したりするときは、アイコンやファイル名をクリックしていた。
ところが Vista では詳細表示にしていると、ファイルサイズや日付などの表示部分までもあたり判定ができてしまったのだ。
シングル・クリック派のボクは Vista がβのときから、この問題に悩んでいた。
というのもエクスプローラのウィンドウ枠以外、ほとんど全ての領域にあたり判定ができてしまい、しかもシングル・クリック設定なもんだから、ウィンドウをアクティブにしようとしてエクスプローラの中をクリックしてしまうと、そのファイルを開こうとしてしまうのだ。アクティブにしたいだけなのに。
青い範囲が XP までのマウス反応領域 緑の範囲が Vista のマウス反応領域 |
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つい何も考えずにエクスプローラのウィンドウをクリックしてしまって、重いファイルの読み込みを開始してしまったり、全然関係ないアプリを起動してしまったりしたことが何度もあった。それでもシングル・クリックの使いやすさに慣れてしまっていたため、ずっと使っていたのだが、64bit OS を入れたのを機に、ダブル・クリックに設定してつかってみている(じつは牛久機からダブル・クリック設定である)。
しばらく使ってみたが、精神的ストレスはだいぶ減ったことに気づいた。
いままではシングル・クリックを意識するあまり、自分で自覚する以上にエクスプローラをクリックするときは神経を使ってしまっていたようだ。今は気軽にエクスプローラをクリックし、ストレスを感じずにファイル選択などを行えている。
時々何かを起動しようとして、シングル・クリックだけしてぼーっと待ってしまい、「何だ? 何で起動しないんだ??」などとボケをかますことはあるが、シングル・クリック設定のときほどストレスはたまらなかった。それにダブル・クリックに体が慣れていけば、シングル・クリックだけしてぼーっと待つというようなこともなくなるだろう。
やっぱりみんなダブル・クリック設定で使っているのかなぁ??
- やっぱり、ダブルクリックでしょう。ヤバ目のexe(なにそれ?)とか起動する時はシングルで選択して、エンターで起動とかするので、シングルだとそういう操作ができない・・・。それにしても、Vistaのexplorerはつかいづらいねぇ・・・。 -- ときたみ
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