PC に詳しい人がいない会社の事情![]() 朝の 10 時頃、知人から電話がかかってきた。 その後、その知人からはボク宛にデータ復旧会社に頼んた、という報告があった。 さて、その復旧金額、守秘義務もあるので書けないが、まぁ大卒サラリーマン初任給より高い。 そもそも、PC に詳しい人間を雇って毎月払うよりも、一時に数十万払った方が安上がりである。 そうなのだ。例えばボクなり、別に誰でもいいんだけど、PC の事にしか役に立たない人を例えば月 20 万とかで雇うくらいなら、トラブルに遭ったときに高い代償を払う方が断然安いのだ。もっともこのトラブルが毎月のように起きるというのであれば雇った方がいいだろう。 さて、その後、データ復旧会社から戻ってきた PC に Windows を再インストールし、PC を使えるようにしようとしたところ、途中でブルースクリーンになってしまう、という報告があった。HDD は新しいものと交換したので、HDD のせいではないという。 ボクは最初、メモリを疑った。そこで MEMTEST86+ で、BIOS を見たら、S-ATA の動作モードが RAID Only に設定されていた。 なんと、ウィルス対策ソフトのバグで、PC の電源を落としたときに BIOS のこの RAID の設定が書き換えられ、次回電源を入れたときに起動しなくなると言うのである。つまりどういうことかというと、はじめから HDD も何も壊れていなかったのである。単純に、この BIOS 設定が RAID Only になってしまったばかりに、HDD が消失し、さらに RAID コントローラのドライバもないために起動しなかったのだ。 なんと言うことだ。こんなことで、知人の会社は高額なデータ復旧作業費を支払うことになったのだ。っていうか、アプリケーションが BIOS 設定を書き換えるなんて事があり得るのか!? それが恐ろしいわ!! というわけで今回のトラブル、原因がわかった段階でふつふつと怒りが湧いてきてしまった。いや、怒っても仕方がないのは解るのだが、もしはじめからボクがタッチしていたら、データ復旧会社の出番はなかったであろう。しかもさー! データ復旧会社もデータ復旧会社だよ!! 単純に HDD 取り外して、データコピーしただけじゃねぇか!!! HDD そのものにトラブルがなかったら、もっと安くてもいいんじゃないか? 原因の説明もまったく何もなしに、すました顔で 100% データのバックアップには成功しましたとか言いやがって。「こちらで調査したところ、HDD そのものには不具合は見つかりませんでしたが、念のため全データをコピーしておきました」で、金額は 5 ~ 10 万円でええやん!!! そしてなんと言っても、つらいのはやはり伝聞だけでは原因を探るのは難しいと言うことである。今回のトラブルも、解決には大して時間がかかっていない。MEMTEST86+ の時間がほとんどである。メモリが正常と解り、OS をインストールしてみて、ブルースクリーンになり、その後、ほんの数分で解決である。 しかしそれにしても、暑い!![]() 9 月も 13 日だっつーのに 34 度だって。 最近知ったんだが、海の中にもだいぶ熱が蓄えられているんだってね。はてさて、この先どうなることやら。 #article |