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//カテゴリ:ゲーム制作
*** で…… [#zbcc7b63]
#ref(../rural_sy00e.png,nolink)

シナリオ・ライターの件はどうしたかというと、当然、その人の家に行った。&br;
居留守使われるかなぁと思ったら、あっさり出てきたw&br;
良かった良かった。&br;
で、ボスの所に連れて行って、じっくりシナリオ講座(笑)。&br;
ボスも理解してくれているが、このライターは実に惜しい存在なのだ。&br;
というのもボクよりもたくさんの漫画やアニメを見ているし、本も読んでいる(まぁほとんどがラノベだが)。&br;
だから「シナリオの処理」ということについては知識があるはずなのだ。&br;
シナリオの処理とは何か?

たとえばシナリオを一つ考えたとする。まぁなんでもいいさ。「魔王にさらわれたお姫様を救出する」でもいい。お姫様を助けるまでの紆余曲折をどのような話にするのか? それは多くの本を読んだ人、多くのアニメを見た人、多くの漫画を読んだ人が実は有利なのである。&br;
世の中のあらゆるストーリーを知っていれば、自分が表現したいストーリーを作るときに、その処置方法に困らないからだ。&br;
たとえば主人公がピンチに陥る。どういうピンチなのか? どうやって切り抜けるのか?&br;
こういった要素は、たくさんの作品を知っていれば知っているほど、解決しやすいのだ。&br;
そして同時にストーリーを作るというのは方法論であり、技術である。&br;
才能でもなければ、&ruby(ひらめ){閃};きでもないのである。&br;
ボクが前に「目に見えない仕事」についてこの日記で言及したが([[ここ>../2008-04-07]]と[[ここ>../2008-04-08]] 、実はこの技術を持っている人にとって見れば、見えない仕事でもなんでもない。何処まで書いてどういう話にするかなんて言うのは、実は「作業」なのである。クリエイティブなことでもなんでもないのである。&br;
ここにプロのシナリオ・ライターとそうでないライターとの違いがある。&br;
ちなみに才能と閃きだけに頼っているライターは一生ライターを続けることは出来ないだろう(天才をのぞく)。

まぁそんなわけで、このライターから実際にストーリーの内容を聞き、何処で詰まっているか、そもそもライターの頭の中でちゃんとまとまっているのかというのを一つ一つ確認しながら詳しいあらすじというのを作っていった。もしライターが詰まれば「じゃぁこういう手はどう?」とか「どうして主人公はそこでそう言う行動に出るのか、理由を考えてみて?」とか、考えるきっかけを教えてやる、するとストーリーも自ずと出来上がっていくのだ。&br;
詳しいあらすじとは何かというと、何が起きて各キャラの動機はどうだったかということを書いたものである。これがあれば、他のシナリオ・ライターにシナリオを任せることが出来る。&br;
そんなわけでライターもなんとか光明が見えたらしく、少し肩の荷が下りたようであった。&br;
このまま仕事をこなしてくれれば良いのだが、しかし残り時間は少ない。&br;
まだまだ余談は許さない状態である。

*** 台湾土産 [#m5090212]


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