*** ライフヒストリー [#aaeef364] #ref(../FHS0000.png,nolink) ボクの携帯には「ライフヒストリー」といものがある。&br; どういうものかというと、携帯を介した行動の記録を取ってくれるアプリケーションで、メールを受け取った日付なんかが記憶されており、それをカレンダーのようにして見ることが出来る。&br; こうやって眺めてみると、一日の流れの中でどのような行動をしたかがビジュアル的に解りやすくなっている。個人情報やプライバシーの問題はあるが、なかなか便利な機能であると思った。だが非常に機能としては中途半端であった。 そこで思ったのだが、パソコンでも同じことをしてくれないだろうか?&br; つまりメールを出した、受け取った、何かのファイルを保存した、何かのアプリケーションを起動した、ファイルをコピーした、消した、ウェブを閲覧した……などなどユーザの行動をデータ化し、あとでカレンダーやスケジュール表のように見ることが出来るというわけだ。&br; ここで目指しているのは、まず自己の生活のあり方がビジュアルで解ると言うこと。&br; そしてもう一つは新しいインターフェースを提供できないかと言うことなのだ。&br; このライフヒストリーはつねにデスクトップに表示されており、「昨日開いたあのファイル」とか「この間の予算のファイル」とか、そう言ったファイルの探し方が間接的に可能になるのではないかと思ったのだ。&br; コンピュータはなかなか「こそあど」に弱い。&br; 一応 Windows でも「最近使ったファイル」なんていうのがあるが、あれはすぐに過ぎ去ってしまうし、あれに登録されて欲しいファイルもあれば、登録して欲しくないファイルもある。&br; それよりもざーっと時系列をながめ、昨日いじったエクセル・ファイル、最近いじった予算に関するファイル、昨日保存した画像ファイル、昨日受信したメールなどというのが手軽に取り出せる環境が作れるのではないかなぁと思ったのだけれど、どうだろう? 今、記憶というのはだんだんしなくて済むようになってきた。&br; コンピュータを使えば、自分が記憶しなくても様々な事柄について情報を取り出せる。が、目的の情報にたどり着くまでの行程はまだまだ洗練されているとは言い難い。膨大な情報からどうやって必要な情報だけを素早く、的確に取り出すか。その方法にいろいろ頭をひねっている企業は多いだろう(Windows しかり Mac OS しかり)。 #comment |