話題がない

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一日中家にこもって仕事をしていた。
どうせ自分があらすじやらをやるんであれば、最初から自分の作品にしておけば良かったと思いつつ……。しかし上司が直接手を下したのでは、これ上司失格である。上司は部下にやらせるのが仕事である。
「自分でやった方が早い」というのはどの分野でもよくあることだとは思うのだが、自分が下っ端ならそれでいいのだが、仮にも一ブランドの面倒を見ている立場である以上、そこに所属する社員を使って仕事を成し遂げていくのが、ボクの仕事である。
しかも江古田事務所というのはボクと仕事がかぶるメンバーが多い。広報&営業の一人を除いて、あとはディレクタとシナリオ・ライターなのである。なので彼らが仕事をすれば、ボクはディレクションもシナリオ・ライティングもやらなくて済むのである。
で、ボクはボクで彼らの面倒を見つつ、裏で自分の作品を動かす。
それが江古田事務所の運用であった。

で、1/12 にディレクタを一人降ろしたわけだが、これは結局ボクが彼らのコントロールを出来ないという意味でもある。だが、今からやり直しをさせていたのでは、発売日に間に合わなくなる。まだ期間に余裕があれば、全部没にして彼にまたやらせればいいのだが、発売日死守となるとそう言うわけにはいかない、ので結局ボクがやることにしたのだ。
人を使うというのは難しいねぇ。

で、まぁかくいうボクもちと仕事の進みが悪い。
今回、明るいギャグタッチな作品をと思っていたのだが、考えてみると元々のコンセプトはスパイ大作戦&ルパン三世(赤いジャケットのヤツ)であった。なので、設定や話が真面目なのは実は問題ではないことに気づいた。
それよりも重要なのは、主人公のいい加減なんだけど、抑える所はきっちり抑えるヒーロー性、フェミニスト、無駄な正義感、そしてかっこよさと分かりやすいオチである。そこがきっちり守られていれば、作品としては面白くなろう。
というわけで、出来上がったあらすじそのものはそんなに外れてはないかなぁと言うことには気づいた。もうちょっと自信を持って、仕事を進めてみよう。

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