0 円のコンテンツという時代コンテンツ 0 円という時代やや旧聞だが、トップページにゼロ化を飲み込むフリービジネスモデルの構築を急げという記事が貼ってある。実はインターネットが始まって依頼、いや、ひょっとしたらパソコンが普及し始め「フリーソフト」「フリーウェア」というものが世に出始めてから、「コンテンツは無料」という認識をされ始めているなぁと感じていた。やや旧聞だが、トップページにゼロ化を飲み込むフリービジネスモデルの構築を急げという記事が貼ってある。実はインターネットが普及し始めて以来、いや、ひょっとしたらパソコンが普及し始め「フリーソフト」「フリーウェア」というものが世に出始めてから、「コンテンツは無料」という認識をされ始めているなぁと感じていた。 これが具体的な「危惧」に変わったのは Google が登場してからなので、ボクとしてはちょっと遅すぎたなぁと感じている。 まぁ、それはさておき、ネットのコンテンツでお金を取りたいと企業は常々考えており、それはパソコンで無料で手に入る情報であっても、携帯電話の情報サービスでは有料という事が示している。 しかし、今やネットゲームの基本無料化をはじめ、コンテンツを無料で提供するというのが常識化しつつあり、そして消費者側もコンテンツは無料という認識を持ち始めている。 これに拍車をかけているのが、いわゆる「バンドル・ソフト」だ。PC やビデオ・キャプチャ・ボード、DVD-R ドライブなどを買うと、たくさんのソフトがバンドルされている。PC なら、MS Office や年賀状ソフトや家計簿ソフト、ビデオ・キャプチャ・ボードなら録画ソフトにそれを DVD や Blu-ray で見られるようにする焼きソフトなどである。これらはもちろん商品の値段に含まれているわけだが、消費者は目に見える現物にどうしても目がいってしまい、ソフトにもお金がかかっていることにあまり気付かない。 これに拍車をかけているのが、いわゆる「バンドル・ソフト」だ。PC やビデオ・キャプチャ・ボード、DVD-R ドライブなどを買うと、たくさんのソフトがバンドルされている。PC なら、MS Office や年賀状ソフトや家計簿ソフト、ビデオ・キャプチャ・ボードなら録画ソフトにそれを DVD や Blu-ray で見られるようにする焼きソフトなどである。これらはもちろん商品の値段に含まれているわけだが、消費者は目に見える現物にどうしても目がいってしまい、ソフトにもお金がかかっていることにあまり気付かない*1。何が言いたいかというと、パッケージ販売をしているソフトウェア・メーカーはその製品を「無料」で提供できる仕組みを作り上げないと、滅びるしかないのではないかということだ。コンシューマもネットワークを利用するのが当たり前になり、ダウンロード販売に移行しつつある。またネットワークを利用するため、ソフトだけ持っていたのでは意味はなく、そのネットワークを利用するためにお金を払わせるというビジネス・モデルに移行しつつある。 さて、エロゲーはどうか? で、今のところ、いいアイデアがないんだよなー。 妥当なところは、まずシナリオ(や、エッチのプレイの種類。SM とかアナルとか足コキとかいろいろ)を小分けにして、ユーザが好みのキャラだけのストーリーを配信していく。ユーザは自分がプレイしたいシナリオを自由に選んで、その分だけのお金を払う。そして少しずつゲームを拡張していく。これには他のシナリオを買うと、今持っているシナリオがさらに増えたりするような仕掛けも必要だ。 さらに画像に関してはアバターと同じ感じで、服装や装飾などをユーザが好きに設定できるようにし、その服装や装飾にお金を出してもらうようにする。 これらはもちろん携帯電話と連動する。 まぁでも、こんなことは誰でも考えられるよね。正直、これだけじゃボクもダメだと思っている。 斜め上でもいいので、これらを打ち破るコンテンツ配信方法を考えないとなぁ……。 あと、値段ね。正直言って、たとえば上の小分けしたシナリオ、1 本いくらまで出すって言われたら、ボクは 1 本 100 円~ 500 円だなぁ。女の子に気に入った制服を新しく着せる場合、1 着 300 円が限度だよね。 150 万円のシナリオを、100 円で配信した場合、1 万 5000 人が買って元が取れる。 厳しいな~~~~~~~~(涙)。 厳しいな~~~~~~~~(笑)。コストの安さで生き残るただ、コンシューマと違ってエロゲ業界は小人である、という利点がある。だって 10 万本売ってたかだか売り上げが 5 億円程度である*2。 ボクが関わっているプロダクトなんて制作費 1 千万 2 千万の世界だ。年間の維持費なんて、コンシューマ業界から見ればたかがしれる。 つまり何が言いたいかというと、細々とパッケージ販売だけをしていても、年間 3000 ~ 5000 万円程度の売り上げでも生きてはいけると言うことだ。 はてさて、これから先、どうしたもんかなぁ~~~~。
|