大橋 JCT 開通で都心の渋滞は変わるか?

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愈々28日、中央環状(C2)の新宿渋谷間が開通する。
これの意味するところは、つまり、日本の大動脈である東北自動車道と東名高速がつながると言うことでる。もちろん、今までも C1 を経由することによってこの二つの高速道路はつながっているのだが、C1 は羽田線から向島線まで 6 本以上の道路が接続されており、さらにその半径が狭いため、ジャンクション間の距離も短く、その上に首都東京に来るための利用者も多いという、二重三重の問題を抱えている。
また、一般道においても、環七は東名側、環八は東北自動車道側にインターがなく、ストレートに東北と東名を行き来する方法というのは限られていたのである。

なので、今回の C2 開通は東京の道路事情において、かなり画期的なこと……なんだとは思うのだが、果たしてこれで東京の道路事情が改善されるのか非常に疑問に思う点があるのだ。

そもそも昔から言われている、「東京が渋滞するのは、東京に用がない車も東京を通過しないといけないからだ」という仮説(?)が、本当なのか?
圏央道を始め、北関東自動車道、外環自動車道などはまさにこの仮説を元に作られている。しかし、本当にそうなのだろうか。やっぱりみんな東京に用事があるんじゃないかとボクは思っているのだ。
また、なんだかんだ言って、都内を車で移動している人も多いのではないかと推測している。つまり、先の仮説に関係なく、そもそも東京は車が多いんじゃないかってことだ。

次に気になるのが板橋ジャンクションである。
こいつは C2 と 5 号線を結んでいるわけだが、狭すぎるために急カーブになっており*1、さらにここで C2 内回り(東北→東名)は一車線になってしまう。そして 5 号線との合流はクロス状になっており(これは外回り内回りどちらも)、そのまま C2 を走り抜けるためには、左車線から入ってきて、5 号線を横断し、一番右の車線に入らなければならないのだ。しかもこの板橋ジャンクションは内回り(東北→東名)の場合、 5 号線上りの竹橋あたりからの渋滞が続く場所にもろかぶっており、右車線へ移動するのも一苦労なのではないかと思われる。

というわけで本当にこれで大丈夫なのかボク個人的には不安でいっぱいだったりする。
はてさてどうなることやら、来週月曜日の渋滞情報が楽しみである。

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*1 タンクローリーが炎上し、2 ヶ月間通行止めになったことがある。

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