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** HDD [#a1c1bba0]
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知人から HDD が飛んだんだけど見てくれないかと言われた。&br;
実は今までの経験上、PC のトラブルで相談される内容で一番多いのがこの HDD のトラブルだ。HDD は今や PC 分野だけでなくあらゆる機器に普及したが(ビデオ・レコーダやカーナビなど)、HDD が突如飛ぶトラブルは相変わらずなくなっていない。&br;
今回はルートのファイルエントリが飛んだばかりか、パーティション情報まで飛んでしまっており、そもそも NTFS のドライブとしてすら認識できなくなってしまっていた。これはもはやセクタ単位でダンプする世界(汗)。しかも NTFS の構造に詳しくなければ、復旧は難しいだろう。

HDD にも飛び方はいろいろあって、多くは「カラン!」とかいう異音とともに動かなくなるパターンだ。ただこの場合は、だましだまし使ってなんとかデータをサルベージすることができることが多い。もっともその「カラン!」の時に上記のようなパーティション情報やファイル・エントリ情報などの管理領域が破壊された場合は、やはりどうしようもないが。

今回は HDD の全セクタ・リードを実施したがハード的に HDD が壊れているということはなかった。何のタイミングかは解らないが、ソフトウェア的に管理領域を破壊してしまったようである。

こういうトラブルを防ぐコツはないか、と言うのもよく聞かれるがこれもなかなか難しく、ほとんど信条や宗教に近い回避方法となってしまっているのも否めない(笑)。ボクは別に HDD メーカではないので実際にどういう部品が使われていて、どういう作り方をされているか知らないからだ。知っていれば、多少は予防策というのはとれると思う。とはいえそれだけだとあんまりなので、ボクが日頃、HDD に気を遣っていることを書いてみたいと思う。

:購入したときの注意|購入したら、その保証書とレシート(もしくは領収書)はとっておく。ボクの中で初期不良は半年以内に壊れるというジンクスがある。なので半年間はこれらの書類は取っておくようにしている。半年、無事に過ごせた HDD はだいたい壊れることはない。
:音の注意|異音に気を配る。HDD は異音がしたからといって、すぐに壊れることはない(使い方によるが)。「カラン!」とか「カチカチ!」というようなワンショット的な音はすぐ壊れる事が多いが、「ギュイーン」とか「キーン」とか長い連続した異音は HDD が壊れる予兆だと思って差し支えないと思う。こういう場合はバックアップを取り、すぐにその HDD は交換する。
:3 年以内に交換|HDD はベアリングの寿命がどうしてもあるので、交換スパンを決めておく。ボクの場合は 3 年である。3 年経ったら、たとえ異常がなくても HDD を交換するようにしている。
:電源の ON/OFF が多い環境ではバックアップを心がける|電源の ON/OFF によるベアリングのトルク不可や、各回路の電圧負荷などから、毎日 ON / OFF している PC の HDD には大事なデータは入れないようにしている。これらの PC には OS やアプリなど、飛んでも平気なものだけを入れるように心がけている。

こんな感じだろうか。正直、科学的な根拠は一切ない。ただ単にボクが最低限気をつけておこうと思っていることであって、本当な何の意味もないのかもしれない。ちなみに amatsukami.jp は一度 HDD クラッシュを経験していたりする。過去の日記をいろいろ検索したんだけど、見当たらなかった(汗)。忙しかったか何かで書いてなかったのだと思われるが、わりと買ったばかりのしかもよりによってホスティングしている HDD が飛びやがったことがある(笑)。&br;
ホスティング、つまりその HDD は友人・知人にウェブサイトとか FTP とかを提供していた領域だったのだ。なので人様のデータを飛ばしたことになる。幸い熱暴走だったらしく、しばらく時間をおいたら全データが読めるようになったので、慌てて HDD を交換したのを覚えている。

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