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//カテゴリ:ゲーム制作
** 映画やアニメにできてエロゲでできないこと [#j86f6bf7]
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例えば主人公の家に幼馴染みが居候する話だとしよう。その幼馴染みは小さい頃は近くに住んでいたが、小学校に上がるときに外国に引っ越してしまった。そして高校生になったある日、幼馴染みの父親が仕事で日本に来ることになり、それに着いて来たという出だしだ。&br;
主人公は小さい頃の幼馴染みの姿は知っているが、現在の幼馴染みの姿は解らない。

幼馴染みが来る日、主人公は学校に行かねばならず、とりあえず書き置きを玄関に張って、家を出てバス亭へ。そのバス停にはすでにその幼馴染みがいるんだけど、主人公は気付かずにバスに乗ってしまう。もちろん幼馴染みも主人公には気付かなかった。

とまぁ、こんな出だしだとする。&br;
これをエロゲでやろうとするとバス停に来た所で、幼馴染みのバストショット画像が出ることになる。もちろん会話はないが、主人公のモノローグが入ることになるだろう。この段階でユーザはこの幼馴染みが何らかのキー・キャラクタであることに気付いてしまう。&br;
そもそもバストショットが用意されていると言うことは、シナリオ上、頻繁に登場するキャラクタであるわけで、一介の通行人なんかにバストショットは用意しない。

ところがこれが映画やアニメだったら、普通にバス停でその幼馴染みとすれ違うシーンがあればそれでいい。主人公は別に幼馴染みに目を止めないし、本当に単純にすれ違うだけである。自然とシーンを構成することができる上に、受け手は、「あ、そこに幼馴染みいるじゃん」と解る。いちいち主人公が幼馴染みに目を止めて何かモノローグを入れる必要もないし、バストショット表示という「ただのバス停なのに、特別な処理がある」ことをユーザに認識されない。





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