** 刹那型でシナリオを作る [#ga50ad67]
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一昨日の日記で、刹那型と連鎖型という言葉が出てきたが、これは飽くまでもボクの物事のとらえ方の一つに過ぎない。一般的ではない。ところでシナリオというのは必ず【時間経過】が伴うため、どうしても連鎖型にならざるを得ない。&br;
人の感情は過去に起きたものによって変化するものであり、その行動も過去の経験によって動かされるモノだ。だからどうしてもシナリオというものは自動的に連鎖型にならざるを得ないのだ。ところが絵は違う。絵はその 1 枚で完結しているものであるから、刹那型でも成り立つわけだ。

ところが最近、いろいろ見ていると刹那型でシナリオを作っているとしか思えないようなモノをチラホラ見かけるようになった。これはどういうことかというと、キャラの性格の一貫性がなかったり、シーンがトートツだったりするシナリオだ。というかそういうシナリオというのは古くからある。特にボクの偏見も混じっているが漫画やアニメに多く、ボクはこう言った作品は絵描きサイドの人間が話を考えたのではないかと推測している。&br;
まぁ、そんな作品はどうでもよい。

ボクが驚いているのは、キャラの性格の一貫性がなかったり、シーンがトートツだったりしているにもかかわらず、作品全体が魅力的に仕上がっているシナリオというものをチラホラ見かけるようになったのだ。そして悔しいかな、ボクはそのようなシナリオが作れない。&br;
ボクのシナリオの作り方というのは、登場人物のロールプレイを行うことによって、進んで行く。キーとなるキャラクタとその目的が設定され、そのキャラクタが動くことによって、周囲が影響を受け、その周囲のキャラクタも動かざるを得なくなる。&br;
そしてそれらの関わるキャラクタを演じていくことによって、一連の物語というものができあがっていく。&br;
「このキャラがこうしたらかわいい」とか「ロリキャラにごつい銃持たせて、萌」とか「メイド服が」とか、そういう発想は基本的にない(笑)。

この項、続く

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