Top > Diary > 2007-09-05
  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
  • Diary/2007-09-05 へ行く。

//カテゴリ:ゲーム制作
*** スクリプトが…… [#bfff5fb8]
#ref(../FTS0000.png,nolink)
9 月マスター予定の作品のスクリプトがボクの方にも回ってくる。&br;
ぼちぼち入れ始めている……が、ペースが出ない。&br;
うぉぉん!&br;
無気力が……

教訓、キャラごとに BGM のテーマを用意するとシーンごとの BGM の種類が減るから同じ曲が何度も流れてしまう。&br;
でも、萌えゲーの中でも雰囲気ゲーならキャラごとの BGM よりシーンごとの BGM の方が大事だけど、元気なキャラが多くて主人公がそれに振り回されるというようなパターンの場合はキャラごとに BGM があった方が良いような気はするんだけど……難しいところである。

*** 演出 [#k5aa8496]

ところで FATE なんかの演出はざっと見たところ、演出を前提に画像を用意している部分が多い(まぁライターと絵描きがツーカーという噂を聞くので、作っている課程でそう言う相談ができるのであろう)。ボクらの部隊は、シナリオと画像がぽーんとやってきて、これで組み込めという感じなので、演出にしても限られた画像の中でどうやるかといろいろ試行錯誤する部分が前者の作品とは異なるし、そもそも効果的な演出をひねり出すのが大変である。&br;
シナリオや CG はプログラムに関しては素人の人間が作っているので、演出のことはあまり考えられずにあがってくるので、どうしてもこちらも組み込む段階で一辺倒な演出になってしまうのだ。シナリオなんかも、どういう画面で展開されているかというのを想定しながら書かないと、画面とシナリオがなんかマッチしなかったり、この表現は画面でどうやれと、みたいなことが起きてしまう。&br;
単純にアニメの脚本家やライトノベルの小説家がゲームのシナリオを書くと使い物にならないことが多いほとんどの原因はこれである。頭の中で背景とキャラが実際に立っているのを想像しながらテキストを書かないと、色々とへんてこりんなことになってしまうのである(もちろんゲームのライターがアニメや小説がそのまま書けるかというと、そんなことはないわけで)。&br;
だからボクはシナリオ・ライターには必ずスクリプトをやれと言うんだけどね。そうすればどうやってゲームが動いているのか解るし、自分がシナリオを書くときに、画面を思い浮かべながら書くことができる。でも昨今のシナリオ・ライターはスクリプトをやれというと会社を辞めてしまうらしい(笑い&br;
っていうかシナリオ・ライターに限らず「ゲーム会社」にいる以上、コンピュータのことは勉強してほしいんだけどねぇ。IT 業界の営業がコンピュータのことも解らずにないことないこと宣伝しまくるのと同じなのかねぇ。

でもスクリプトをやってておもったのだが、来た素材をちゃんと目で確かめてシナリオをじっくり読めば演出はちゃんと凝れるんだよね。珍粉漢粉な指定があっても、その指定はどうして書かれたかをくみ取って画像と照らし合わせれば、色々とアイデアも浮かぶものなのだ。ただそれをするには、1MB のテキストに対してそうだなぁ、1.5 ~ 2 ヶ月あると助かるなぁ。そうしたら、来た素材だけで演出で凝っている作品に負けないくらいのことはできると思うなぁ……と、贅沢なことを思ってみたり。

ボクは後始末的なプロジェクトをやることが圧倒的に多いので、スクリプトなんかもとにかく終わらせるのが目的みたいな作業が多いんだけど、他のメーカーさんはシナリオが終わってからマスターアップまでどれくらいの時間があるんだろうねぇ。知り合いにはシナリオ終わったあと半年は演出や調整に時間をかけるとか言っていた人もいたけど、う、うらやましすぎる!!


#comment

    ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS