Top > Diary > 2011-08-21

** これからのゲーム制作 [#t1ced965]
#ref(../bs_yuta01a.png,nolink,まだまだ、これからですよ♪)

まー TV とか見ていると、ソーシャル・ゲームというかいわゆる携帯ゲームの CM が目立つ。栄枯盛衰、有為転変。スラッシュドットにもこういう記事が立っていた。

-[[「時間をかけてクリアするゲーム」はもう流行らない?:http://slashdot.jp/article.pl?sid=11/08/20/2141257]]

まー、要するに「ゲーム性」とか「深さ」とか「世界観」とか「ディテール」とか、そういうのにこだわりはなくて、単純に待ち時間とか寝る前とかちょっと時間がつぶせて遊べればいいやっていうのがほぼ大多数であって、声の大きな人たちを含め、ゲームをゲームとして遊んでくれている人たちというのは本当に少数だということ。&br;
多くの人はゲームに何千円もかけたくないし、思い入れもあるわけじゃない。以前書いた「[[2ch とサイレント・マジョリティ>../2009-12-16]]」でも結局、原因は同じである。2ch に書き込んでくれるような人は、ゲームを愛してくれている人がほとんどであり、彼らの意見はお客さんの総意ではまったくない。&br;
ボクらは彼らのような人たちにゲームを提供したいけれども、それではとてもじゃないが元は取れないし、生きていけない。&br;
同じ思いはおそらく、歌舞伎→舞台→映画→ラジオ→そして TV でもしたことであろう。その順番が、ボクらゲームにも来ているだけの話である。&br;
そもそも娯楽が多すぎるのである。一つのゲームに何十時間も費やせるほど、資本主義は寛容ではない。これでもかこれでもかと新しい商品が消費者たちを翻弄するし誘惑し続ける。

ちなみに、翌日の記事だがこんな記事も立てられた。

-[[コナミ、ソーシャルゲームが家庭用ゲーム機の売上を逆転:http://slashdot.jp/article.pl?sid=11/08/21/2354202]]

結果的にボクみたいなお客さんもいない作り手がどうやって生き残っていくかである。&br;
いや、お客さん作れよって感じなんだけどね(汗)。&br;
なんとか 3000 本売れるソフトを作れれば、ボク一人なら生きていけるんだけどねー。

ただ携帯だ、スマフォだと出てきてくれたおかげで、フルプライスに固執する必要もなくなってきたと思うんだよね。500 円で枚数もシナリオも少ないけど、かちっとしたモノを作ればいいじゃない、みたいな。ただこれも今のウチかもしれない。というのもかつての PC やコンシューマがそうであったように、ハードは日々進化するから、これ以上、スマフォや携帯の性能があがれば、フルプライスのゲームじゃないと満足してくれないようになってしまうかもしれない……。

はてさてどうなることやら……でも、実はリーマンショック以降、去年までは「なにをやってもダメかなぁ」なんて思ってたんだけど、今年は自分の中で選択肢がどっと増えて、まだまだ行けるかもしれないという気にはなってきている。常に自分の居場所を見つけていかないとなぁ。

-DL販売でよく買っているサークルはフラッシュでゲームを作ってOSにこだわらず、媒体にこだわらず使えるように、って作り始めてますね。&br;お話も画像もプログラムも全部ご自身でやっておられるようです。 -- [[へぽかる。]] &new{2011-08-24 (水) 03:03:32};
-そこで HTML5 ですよ!<マテ -- [[たまきん]] &new{2011-08-24 (水) 12:11:38};
#article


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