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ファンタジー世界をとりあつかった Lay=Alld(レイ・アルド) に関する諸設定が記されています。
ここに記されていることは、設計者自身の備忘録も兼ねています。

更新履歴

  • 2011.11.25 翼をくださいを追加
  • 2007.08.04 とりあえず書き始める

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目次

概要

Lay=AlldVein Void に出てくる一人の登場人物によって作られた多重世界で、本人曰く、あらゆる世界モデルの実験のために作ったとされているが、その世界の存在理由は謎である。
まず Lay=Alld と呼ばれる世界は無数に存在し、それぞれに様々な形態のワールドが存在している。たとえば地動説であったり、天動説であったり、である。
ある Lay=Alld では天動説で地面が平らだったり、ある世界では地動説で地面は地球のように球であったり、神がいたりいなかったり、異世界があったりなかったり……などなど様々な形態の世界が存在しているというわけである。

これらの世界が Vein Void から見て物理的にどこに存在しているのかというのは謎である(コンピュータの中とかそう言う抽象化されたモデルは使用したくない)。というか、より物理学が進めばボク自身定義することができるのであるが、現在のところ設定しようにもなかなか設定できない。ので Lay=Alld がどこにあるのかは作った創造主しか知らないということにしてある。

ただ Lay=Alld を使った物語では Lay=Alld から我々の住む宇宙(Vein Void)へ来ることに成功しているものもある。

ファンタジー世界の必要性

中学時代、TRPG というのが流行していた。
自分がそれにどっぷりつかっていた方なのかどうかは解らないが、マスタリングをするにあたり既存のワールドよりも自分で設計した方が色々と楽だと言うことが解り、作り始めたのがきっかけである。
したがって本来は TRPG で扱うための世界であった。

ルールはルーン・クエスト用に書き下ろされた世界だが、後に D&D / AD&D 用に書き改められて、現在に至る。

名前の由来

そもそも天動説の世界を構築するに当たり、「横たわる大陸」の英語を崩して作ったと記憶している。
Lay とは lie の過去形からなのは明白なのだが、Alld が何からとったのかはすでに不明(汗)。
なにせ中学の頃に名付けた名前だったので……すでにその語源は解らないことに。

Lay=Alld を使った作品

Lay=Alld の世界を使った作品は以下の通り。これ以外は逆に言えば Vein Void を使っていることになる。
なお EVE シリーズは Vein Void でも Lay=Alld でもない。

モデル世界(Lay=Alld I, II)

Lay=Alld が無数にあると言っても、設定するには限界があるわけで、主に歴史や種族、魔法などの設定があり、実際に作品にも利用されている Lay=Alld は二つしかない。しかも名前は単純で、Lay=Alld I、Lay=Alld II と番号がついているだけである。

しかしながらこれら二つの Lay=Alld はいわゆるモデル的存在の世界であり、Lay=Alld というものがどういうものであるのかを理解する上でも重要な世界となっている(特に作者であるボクにとって)。

Lay=Alld I

天動説を採用したいわゆるお盆状の世界であり、一般的なファンタジー世界となっている。
この世界は多神世界で多くの神々が群雄割拠している。
多層世界である(神界、天上界、精霊界、物質界、魔界、修羅界、暗黒界)。

Lay=Alld II

天動地動説を採用した、いわゆる我々の住む宇宙をモデルとした世界である。一般的なファンタジーとは違い、こちらはエルフが魔法を、ドワーフが科学を発明した事になっており、エルフの葉っぱから造った宇宙船や、ドワーフが建設した軌道エレベータなどがある。
また Lay=Alld II は物質界と精霊界が I と分かれているだけであり、神界、天上界、修羅界、暗黒界は共有しており、存在する神々は同じである。したがって作用する魔法も同じものがあり、また言語も同じ言語が存在する。

ゲームの数値を現実のものとする

ドラクエや FF をやった人は解ると思うがゲームにはレベルというモノがあり、レベルを上げることによってキャラクタを成長させていく。しかしながらおかしな現象が発生する。それは筋力や知力といったキャラクタの能力値が途方もない数値になり、ヒットポイントもドラゴンさえ凌駕する数値となる。
人間、裸の状態で心臓を一突きされれば死は免れないのだが、ことこの手のファンタジー・ゲームのキャラクタは平気である*1。ヒットポイント 9999 に対して、ナイフのダメージなぞ 1d4 程度であろう。
Lay=Alld では D&D を元にしているため、筋力や知力が何倍にも増えることはないにせよ*2、やはりヒットポイントはドラゴンを凌駕することもある。そしてそれを忠実に再現している世界である。

つまり高レベルキャラクタは、普通の武器では殺せない。

腕がもげても、次の瞬間、いにしえの魔法で元に戻る。
それを現実的に表現している世界が Lay=Alld である。

これは「レベルが上がる=世界の依存度が高くなる」という考え方によっている。
レベルが上がることはキャラクタ及び世界、両者の依存度が高くなりイモータルがキャラクタに干渉しているとみなすのである。そのため普通の人間がナイフの一突きで死んでしまうことがあっても、高レベルキャラクタはそんなことでは死なないとしている。

神々=イモータル

イモータルとは Lay=Alld では「神」と認識してもらってかまわない。
ただキリスト教などの一神教のような万能の神ではなく、ギリシア神話や日本の神話のように非常に人間的で、場合によっては人間に討ちとられたりする神である。
彼らは Lay=Alld の中では強大な能力を持っているが、Lay=Alld そのものを作ってはいない。Lay=Alld そのものを作ったのは Vein Void 側の存在であり、Lay=Alld の神々たちはその者から Lay=Alld の管理を委譲されているわけである。

イモータルたちは各々、管理するものが決められている。
天候であったり、知識であったり、その辺はファンタジー世界や世界各国の神話でよく耳にする神々たちを想像してもらえれば Lay=Alld もそれと同じである。

イモータルが Lay=Alld のすべてを決める

そしてこのイモータルがその Lay=Alld のカラーを決める。彼らが Lay=Alld の中身を創造するからである。
したがって Lay=Alld でゲームや物語を展開するとき、どのようなことにもこのイモータルがまとわりつくし、それが Lay=Alld の特徴でもある。

イモータルの特異性

イモータルは高次元の存在ととりあえずみなしている。それがどういうことなのかを物理的な事象として表現するのは難しいが、いわゆるゲームの舞台となる物質界よりも高い次元にイモータルが存在する世界があり、イモータルはそこから物質界に干渉しているとみなす。
次元とは単純に二次元、三次元のことで、物質界は三次元(+時間)ととらえてもらってかまわない(超弦理論などによる物理学はとりあえずおいておいて)。
そしてイモータルは物質界に自分の姿を「投影している」とみなす。これはつまり、三次元を二次元の絵に落とし込むのと同じようなものである。この場合、二次元上のイモータルをいくら傷つけても、三次元上にいるイモータルにはなんの影響も与えられない。ただもちろん二次元上ではその投影した姿は傷つき、破壊されるだろうが、それは描き直せば良いことである。
というわけで、物質界にいる存在がイモータルを倒すことは原則不可能である。

また、より高次元に存在できるイモータルほど、倒しにくく、強力なイモータルであると定義できる。四次元、五次元、六次元……その上限は設定していないが、五次元に存在しているイモータルは六次元のイモータルには勝てないというわけである。


*1 この例は極端な例である。正確にはこのような丸裸の状態であれば高レベル・キャラクタといえども、死を免れることはできないであろう。ただそれぐらい普通の人間と高レベル・キャラクタは差があるということである。
*2 D&D では魔法などのドーピングをしない限り、能力値が 18 を超えることはない。

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Last-modified: Mon, 19 May 2014 03:47:42 JST (3874d)