サーバ移行記「WWW 編」

どれどれ…？

前回の続き。今度はえんやこらと、WWW 回りを新サーバに移動することにした。
WWW って何？って言われるとボクも少し答えに窮する。まぁ分解して言えば、HTTP と FTP といったところだろうか？ でもメールも含まれるんじゃね？ って突っ込まれるとその通りかもしれない。
作業内容は以下の通り。

  1. HTTP の移行
    • ファイルのアクセス権整理
  2. FTP の移行
    • ファイルのアクセス権整理
  3. DB の移行
    • ダンプ処理、取り込み処理
  4. 証明書関連
  5. Subversion の移行

これらの移行が一番後回しになったのは、とにかく「何がどうなっているか解らないから」である（笑）。
と言うのも、特に FTP、HTTP はいろんな人に貸し出しており、それぞれの人ごとに特有の設定がある。しかも FTP 領域は HTTP 領域と密接につながっており（サイトの所有者は HTTP で公開するために FTP でファイルをアップロードするから）、しかも旧サーバが動いていた約 4 年間にいろいろ使いやすいように徐々にカスタマイズしていったため、どこにどういう設定をしたのかさっぱり忘れているのである（爆）。
そもそもこれら外向きサーバを Active Directory に含めることになって閉まったのも、この「忘れてしまった」のが原因である。ウチのサーバを使っているユーザ名とパスワードがよくわからないのである。外向きサーバも Active Directory の傘下に入れてしまえば、ユーザ名とパスワードはそのまま引き継がれる。

そんなわけで、まず HTTP とその上で動く各 CGI の整備が出来た段階で、早々に新サーバにつなぎ替えた。これはなんと言っても HTTP を利用する人が一番多いからである。HTTP は常に誰かがアクセスし、どんどん変化している（たとえばアクセス・カウンターとか）ので、切り離されている時間が短ければ短いほどいいのだ。
なので HTTP を移しておき、それから時間のかかるものを順々に設定していった。

ただ、犠牲になったサイトもある。天津神本舗や skysphere などのいわゆる勝手サイトは、まーべつに落ちててもイイか（ヲイ）という判断の下、一番最後に回された（笑）。他の友人知人が使っているサイトは真っ先に復活させた（つもり）。それでも、IIS と PHP の不具合で復旧に丸一日かかったサイトが一つあった。

さらに Perl でも不具合が発生し、こいつは後回しにされた……orz＜Perl は一週間以上たった 10/10 に復旧した。

また、もう一つ不思議な現象に、TAMA Networks が更新できなくなった（笑）。
TAMA Networks には Pukiwiki Plus! という Wiki システムが使われているんだけど、TAMA Networks に限らず、ウチのサーバではいろんなところでこの Pukiwiki Plus! が動いていて、どれも正常に動いているのに、TAMA Networks だけ、更新しようとすると内部サーバ・エラーが出てしまうのである。
こちらは 10/9 に解決。Pukiwiki Plus! の入っているフォルダの WWW の設定ファイルがおかしかったのが原因だった。

DB（データベース）は切った直後に、一気にバッチでダンプをとる。これはネットに出ているとどんどん書き換わっていくサイトがあるからだ。で、ダンプを取ったら、すぐさま新サーバの DB に同じくバッチで取り込ませて終了。
DB を使ったサイトの方はまったく手を加えずに、そのままで動いた。ある意味、こっちの方が移行は楽かもしれないと思った。

証明書関連は Active Directory がそのままなので、とりあえず旧サーバのをそのまま使うことにした。ただこちらは整理して、ちゃんとした証明書に書き換えなければならない (^^;

Subversion は基本的にコピーするだけで OK。

そして最後に旧サーバの Domain Controller を削除し、AMATERASU を降格。新サーバが AMATERASU となった。とはいえ旧サーバはまだ中にあるデータが必要になるかもしれないため、念のためしばらくつけっぱなしにする予定である。

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