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** ネクロマンサーばんざーい [#d96712f3]

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「最初に謝っておくよ、うん、これがキミが最後に見る風景なんだ。すまない。フフフ、そして渾沌へようこそ……永遠にさようならだね。」

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#ref(yuna.jpg,center,zoom,480x0)
ボクが懐かしそうに一枚の写真を眺めていたら、妹が少し寂しそうな顔をした。&br;
どうしたの、と聞くと、少し首を左右に振って「あの時間は二度と帰って来ませんよ」と言った。&br;
そんなことは解ってる。&br;
だからボクは「べつに今があるから、いいじゃない」と答えた。&br;
時は違えど、ボクたちの思いは同じだから。&br;
あの頃の記憶は懐かしいけれども、今の方がもっともっといい時間だと思う。&br;
けれど……妹はこんどは少し笑うと「思いはいつまでも同じ場所に止まるとは限りませんよ」といって、そっとボクの頬にキスをする。&br;
「どういいうこと?」って顔を上げたら、妹はただほほえんで、それからボクの前からいなくなった。



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