環境を変えると言うこと
OS を入れ替えるなんてのは、20 代の頃は半年に 1 回はしていた。βの OS を入れては後悔して、元に戻したり……そんなことを繰り返すのはザラだった。だが今自宅のマシンは OS をインストールしてから3年が経つ。
事務所のマシンも2年は再インストールしていなかった。今年春に Vista のβ 2 が出たから、それで OS を入れ替えたが……。
環境を変えるのは面倒なことである。
今まで使ってきたものを全てまっさらにして、入れ直すのである。
これは何も PC の話に限ったことではなくて、生活なんかもそうだろう。引っ越しや転職なんかはするのにエネルギーが居る。でもボクがそもそもゲーム業界に入ろうと思ったきっかけは、同じ毎日を過ごさないようにするというくだらないものであった。
転職の回数はたぶん普通に大学を出て、普通に会社に就職した人よりは多い方だと思う。
引っ越しはほとんどしたことがないのだが……。
今でも開発に関しては常に新しいやり方はないか、おもしろいテクノロジーやソリューションはないかと模索している。
だが最近の OS の入れ替えてなさ加減を見るとその気概がずいぶんとなくなってしまったように感じられるのだ。これはひとえに歳をとったからだとボクは思っている。
やはり常に新しい環境を模索するのは難しいし、現状で OK なら現状のままでイイじゃんと思う気持ちがある。でもそれじゃぁなんのために今の業界に来たのかわからなくなってしまうと思う気持ちもあるのだ。
Windows Vista は決して目新しい OS ではない。でも今回、RC1 が出て 2 回も OS をインストールし直している自分が居る。仕事の効率はおそらく著しく低下しているであろう。でも、なんだか自分自身の進むべきところっていう気がするというか、しっくりくるというか。
やっぱり同じ繰り返しから抜け出すことのおもしろさというか、苦労というか、それがまたいいんだなぁと思った。
これでもうちょっと忙しくなければねぇ……うひゃ。
もしくは経済的に恵まれてればねぇ……うひひ。
10 年後、ボクは同じことを言っていられるかな?
そんなことを思いつつ Windows Vista に少し感謝したい今日この頃なのだった。
- 9x系は一年に一回ぐらい再インストールしないと機嫌が悪くなりましたしねえ。今はそれだけ安定したってことかも。ウチの2kももう3年以上再インストールしてない。ってことは、HDDのリプレースもしてないってことか。やばっ。 -- ときたみ
- NT 系は安定してますからねー。Win9x は DLL が壊れるからなぁ……。UNIX 系の人たちはこういうので困ったことはないんだろうなぁ……。 -- たまきん
- 2k, XP は二ヶ月くらいでスネてくれます。分かりやすいのが DVD-R の焼きミス。使い方がおかしんか? -- ken1?
- UNIXによると思います。FreeBSDは数ヶ月に一度バージョンが0.1上がるので、そのたびに再インストールしてました。最近はめんどくさいのでサボってますが。 -- ときたみ
- ありゃ、部分的にアップグレードできないんですか? あくまでも友人の話ですが Linux はバージョンアップした部分だけどアップデートしてたけど……ボクは実際に使ったことはないので、なんとも(汗) -- たまきん
- いや、アップグレードも出来ますけどね。でも、設定ファイルのマージとか考えると結局手間は新規インストールとかわんなげ。(笑) -- ときたみ
- あー、なるほど。確かに定義ファイルは互換性がなくなると面倒だとその友人も言っておりました。 -- たまきん
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