帰郷した理由

今日はまずは四国の家の中の整理から始まった。
この家は代々、母方の父方が継いでいてかつては土地ももっと広かったらしい。ただ祖父が亡くなり、祖母も東京で引き取ったためこの家に住む人はいなくなってしまった。そこでついに売ることになったのだ。しかも、すでに買い手も決まっている状態。つまり今回の帰郷は、この家を売るために整理するのが目的だったのである。

ただ立地はすごくいいのよね。郵便局、駅、ドラッグストア、スーパー、ホームセンターなんかが全部徒歩圏内。
ボクがこっちで仕事をみつけられたら住んでも良かったんだけどなぁ……と思いつつ。四国はまだまだゲームの仕事ってないのよねぇ。あとこんな田舎なのにすぐに買い手がついたのもすごい。しかも、家具とかそのままでいいらしい。古いのバッカリなんだけどねぇ……なので、整理と言っても細々とした私物がメインになる。

敷地も家もけっこう広くて、どれくらいあるんだろうなぁ…… 6LDK? さらに家と同じくらい広い庭があって、それとは別に車二台分の駐車場、農業用の倉庫とトラクターの車庫もある。

まぁそんなわけで親戚一同が集まっていろいろ捨てるものと必要なモノを整理した。

そしてこの家を売ってしまうということは、四国に帰る場所がなくなってしまうことでもあり、つぎ四国に来るのはいつなんだろうとか、西日本の拠点がなくなることに少し寂しさも感じたりした。つまり帰郷という言葉も使えない。ボクが生まれた場所はもうなくなってしまうのだ。

それから午後に山に上がって祖母方の実家へ。ここは今でも農業を続けていて、山をいくつも持ってて、ミカンだのキウイだのを育ている。挨拶のつもりだったのだが、ついでにミカンの収穫も手伝った。愛媛県と言えば温州ミカンが有名なんだけど、温暖化のせいで年々味は落ちているらしい。
そこで愛媛県は次なる品種を開発しているのだが、その中で有名なのが『紅マドンナ』だ。こいつは東京だと一個 500 円とかする。他にも『せとか』や『甘平』も続き、さらに甘く食べやすい蜜柑を次々と開発している。そして初めて知ったのだが、まだ愛媛県でしか栽培したらいけないらしい(ただ、中韓には流出してしまったようだが)。

一枚目の写真が、収穫してきた紅マドンナを仕分けする様子。大きさ別の定義を持っているのが見える。さらに表面に傷がないかなども見る。二枚目はいただいてしまったミカン立ち。青い箱が紅マドンナなんだけど、一個 500 円と考えるとこの写真だけでとんでもない金額に(汗)。

最後のパノラマ写真は農地を取ったモノなんだけど、山の上なんだけど割と広いw
いや、来るときはそりゃもうすごい急斜面を登ってくるんだけどさ……ちゃんと農地は広くなってるんだなーと。


下の写真は夜に行った温泉『ていれぎの湯』で売ってたパインアメのジュース。東京だと見たことないなぁ。ボクはアメをあんまり食べないんだけど、こっちなら飲むかも。パインの酸味がイイ感じ! パイン味って加工食品だとけっこう種類少ないもんね。でも原材料にパインは一滴きたりとも入ってないけどwww