絶賛の誤用

(実は「発売中」という言葉も間違っていた件については、こちら
ボクはシナリオ・ライターもやっているくせに、なかなか日本語に疎く、ライターを名乗れるほどちゃんとしてない。誤用も多く、また誤字も多い(汗)。そんな中でつい間違って使ってしまう言葉に「絶賛」がある。「絶賛発売中」の「絶賛」である。本来の意味は、「きわめて褒める」ことである。つまり「絶賛発売中」とはその発売されているものが好評で、非常に売れているとか、売られているものが賞賛されているとかそういうような意味になる。
ところがボクは無意識に「発売中」の「中」と「絶賛」が何故か一つになるというか、なんというか、「ただいま発売中!」的な意味に捉えてしまっているのだ。つまりどういう誤用があるかというと……。

「絶賛開発中!」

なんて使い方をしてしまうのだ。他にも「絶賛勉強中」とか「絶賛準備中」とか。
おかしいやん! 何が絶賛されてるんだ?wwww
ところが、わりとボクと同じ思考をしているのか「絶賛開発中」で検索すると、けっこうヒットする。
もちろん、開発そのものが絶賛されている(開発に期待がかかっている、完成品を待ちわびている、開発中のデモが素晴らしくて開発が絶賛されている)場合もあるのだろうが、果たしてこれらは本当にちゃんと「絶賛」という意味で使われているのか、はなはだ疑問だ。ボクみたいに、勘違いをしていないだろうか?(汗)

この「絶賛」の誤用は、いわゆる他の「確信犯」とか「憮然」とかとはまた違った間違い方なんじゃないかなぁ、と何となく思っている。あくまでも何となく、だけど(汗)。あとボクの周囲で気になる誤用は「敷居が高い」。これは相手に何か不義理を働いてしまった時に使う。例えばボクが〆切をブッチしてしまったんだけど、そのクライアントさんに挨拶に行かなければいけないとか(爆)。こう言うとき、そのクライアントさんの所に行くのは「敷居が高い」なぁ、などと使う。
単純に自分のレベルがおいついていなくて、クリアするのが難しい場合は「ハードルが高い」で良い。

とまぁ、そんなわけで、普段何気なく使ってしまう言葉で、間違った使い方をしていないか、気になるところである。ボクの日記とかでもおそらく誤用がたくさんあることだろう。もし見つけた人は、遠慮なくコメント欄で突っ込んでいただけると幸いである。

3 thoughts on “絶賛の誤用”

  1. うーーん、「絶賛発売中」だって売る側が「これは絶賛に値する好評さなんだ!」って決めつけて書いているものですので、「絶賛開発中」と似たようなレベルでは、と思うのは私だけでしょうか。逆に「絶賛開発中」と書かれていると、絶賛すべく期待されている作品という意味で受け取ってしまいます。

    ところで誤字とはちょっと角度が違いますが、TimepieceEnsenbleのHPで「OUT LINE」という項目がありますが、これって「OUTLINE」で一語ですよね?

    1. じゃぁちょっとだけ謙遜して、「好評開発中!」で(マテ
      ご指摘どうもです。Time Piece ってなってるところもどっかあった気がする……そのうち直します(汗

    2. 絶賛発売中が実際に絶賛されているかではなく、絶賛の正しい使い方の話をしているので、絶賛発売中っていう文章に文法がおかしい点はありませんよ。

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