ワケがあって病院に行ったのだが、ちょうど見舞い相手が看護婦に聴診器を当てられていたところであった。そういえば聴診器というものは昔から疑問であった。この看護婦はいったい、なんの音を聞いているのであろうか? ということで、それをそのまま素直に質問してみた。
すると看護婦が聴診器を貸してくれた。
実際につかって、自分のお腹に当ててみた。
あぁ、なるほど、そういうことかというのを今頃知った。
というか、内臓の音がここまでハッキリ聞こえるとは想像もしていなかった。
心音だけでなく、胃・腸のそれぞれの動きが、音としてちゃんと伝わるのだ。看護婦曰く、どういう音がしていると正常で、どういう音がしているとどこがおかしいかというのが解るらしい。通常、内臓は消化などに徹しているため、決まった音がしているらしい。その音が途切れ途切れだったり、違う音が混じっていたりすると異常だというわけである。心音も音の種類や大きさ、そしてリズムを聞き分けることが出来る。
使ってみると実際は心音が一番聞こえてくるわけだが、人間の耳は便利なもので聞きたい音だけ拾うので、心音は邪魔にならなかった。聴診器、面白いなー!
そんなわけで、聴診器の謎が解けました。前々から説明を読んでその役割は解っていたけど、「人体の音」っていうのが心音以外いまいちピンと来てなかったのよね。でもこの情報、もっと早く(10 代)に知っておきたかったなー! 後悔。