H265、色々試してた。パラメータはだいぶ理解出来た。正方形ドットじゃないデータも、正しくエンコードできた。エンコード時間と画質のバランスは、なんとか720pで同時間くらいでエンコードできるようになった。確かにh264よりキレイ。しばらく微調整は続きそう。 #h265
— 宇奈月けやき@毎日がショートショート (@UNADUKI_Keyaki) August 14, 2016
自宅の動画エンコード環境を、H.264 から H.265 に移行した。
H.265 は H.264 の半分のビットレートで同じ画質を提供できるという触れ込みの動画圧縮形式で、名前から解るとおり、H.264 の後継コーデックである。
とりあえず試しに Handbreak というソフトで試してみる。
1 Pass の VeryFast、Quality 20 だけ指定してやってみる。
かなり速くエンコードできるが、もちろん画質は難有り。
こんどはいろいろ細かく設定してみる。但し、1 Pass。
2 時間の 720p のデータを圧縮するのに 9 時間もかかった……orz
これはやってられん。だいたいこれで 1080p とかやったらどうなっちゃうのよ!
というわけでツールを変えて、色々いじる。『x264guiEx』というソフトを使う(リンクを張ってないのは、公式サイトがどれかよく解らなかったため)。
設定は 1 Pass のまま。1 Pass に拘るのは H.264 でも 1 Pass でかなりキレイな画像が得られるからってのと、2 Pass はまずキレイ(ぁ。そもそも 2 Pass の時は時間かかってもいいやってなるから、かなり上の方のパラメータにするし(爆)。なので 2 Pass でボクはあんまり細かいパラメータの研究はしなかったりする。
すごく大雑把だけど、結果的に VerySlow で Quality は 17 で 720p の 2 時間のデータが 100 分ほどで圧縮できるようになった。できあがるファイルサイズは、以下の様な感じだ。
形式 | パラメータ | 動画サイズ | エンコード時間 | ファイルサイズ |
H.264 | Quality 20 / VerySlow | 720p 120min | 60min | 960Mib~1.1GiB |
H.265 | Quality 17 / VerySlow | 〃 | 100min | 640Mib~750Mib |
エンコードに使ったマシンは、Intel Core i7 970(LGA 1366)でビデオカードは ELSA の GeForce GTX 460 で一応 Over Clock 版。とはいえどちらも 7 年前の機械だ(Nehalem 世代)。今の LGA 2011-v3 の Core i7 でやったらもっと速いんだろうか? なんか劇的には変わりそうにない気はするんだけど。
最近のエンコーダはビデオカードも使うので、せめてビデオカードくらいは新しくしたいなぁと思いつつ。
んで、まぁ寝もせずに朝 6 時迄やってたんだけど、ふと、アニメのテストはやってないってことに気付いて、一気にやる気が失せて不貞寝した(ぁ
アニメは自然画と違って、ぜんぜんパラメータ設定が異なるのよ。特に輪郭線とべた塗りがハッキリしているから、自然画の設定はまったく通用しない。まぁ最近、ほとんどアニメを見なくなったし…… H.265 でアニメの設定を色々探るのは当分先になりそう。
ただ問題なのは、Adobe Premiere。H.265 ではき出せないのよねぇ……。
あと HandBreak も x265guiEx もどちらもまだまだ H.265 の圧縮プログラムがチューニング不足なのか、CPU を 100% 使ってくれない。30 ~ 40% をウロウロ。x265guiEx はスレッド数を設定できるので、無理矢理 32 とかに設定すると 60% までは行くようになった。
なのでマルチタスク性能が上がれば、エンコード時間はもっと短縮されると思われる。
- 今夜のヘビロテ -> Durian / The Cinematic Orchestra