男を手本にする必要はない

女性差別(問題?)に関する二つの記事をご紹介。

この二つは関係ないようでいて関係しているようにボクは感じている。
一つは、社会への女性進出は確実に進んではいると言うこと。しかし、女性進出とは男性がしてきたことを女性もできるようになることだと考えられていること。

実はストレスを解消する目的でアルコールを摂取するというのは、かなり原始的な行動であることが解っている。というのもあのショウジョウバエもするからだ。ネズミもする。つまりアルコールの効果というのはおそらく太古の昔から生物に知られているのだ。

女性が社会進出を果たすことによって、今までとは異なるストレスに晒されるようになる。そしてそれは永きにわたり男が通ってきた道でもある。しかしおそらく女性にとっては初めて経験するストレスとなろう。
そうして酒を飲む量が増えているのではなかろうか。

女性の喫煙が増えているのも、案外、同じような理由かもしれない。

ところで女性の社会進出はボクが見る限り、お手本が少ないように見える。というのも、社会進出=男のように働くことになっていることが多いからだ。しかし女性と男性はコミュニティに対する考え方や仕事に対する考え方がずいぶんと異なる。
なので、今までのやり方をそのまま女性に適用して良いのかは、疑問が残る。

ただ、残念ながらボクは女性ではないので男と同じように働くと、女性にどのようなストレスがかかるのかを知ることはできない。

今では産休や育休があるが、たぶん女性のための職場なら、これらをとらなくてもストレスなく仕事も両立出来る方法があるはずだ。もちろんお産や子育てに専念したいなら休んでぜんぜんかまわないのだが、年単位で仕事を離れると、戻ってきた時に勘を取り戻すのはなかなか大変だし、閑職しかさせてもらえないなんてこともあり得そうだ(ただこの考えも、男側の視点でしかないが)。
また仕事に燃えている女性もいるはずで、その人達が出産や子育てをしたいと思った頃にはすでに出産に難しい年代になってしまったという場合もあるだろう。仕事に燃えていても、出産・子育てができる環境というのは女性でしか構築できない仕事環境だと思う。
また、長いこと仕事から離れていた人が復帰してもスムーズに仕事が始められる環境作りも大事だと思われる(これはたぶん男や引きこもり・ニートなどに対しても効果があるだろう)。

さて、話題を女性ばかりに絞ってしまったが、我々男性も経験したことのないストレスの洗礼を今後は受けることになろう。それは子育てや家事、また近所づきあいや育児コミュニティとの関わりなどである。我々男もこういったストレスに触れながらも、男ならではの出産環境や育児環境を創世していく必要がありそうだ。