新卒がなくなる方向になっていくのか?

なかなか興味深い記事をみつけた。

新卒を廃止するというものだが、よくよく読んでみると、新卒という概念がなくなるわけではないようだ。とはいえ、これは大きな一歩のような気がする。
何が大きな一歩か?

ボクは企業の採用は中途採用しか存在しなくて良いと考えているからだ。
そもそも仕事とは自分がやりたいこと、もしくは自分に向いている(と少なくとも自分は思い込んでいる)仕事に就くべきであって、仕方なくやる仕事はその人の人生をいろいろと蝕む。仕事は仕方なくやるものと考えて仕事をされると、クオリティは落ちるし、不正もしやすい。
また仕事に対する将来の展望がないと、学生時代、遊ぶことしかしない。一番肉体的にも頭脳的にもノリにノっているときに勉強しないなんて!

いやもちろん、遊びも本気の遊びならいいと思うけどね。それが仕事になるから。

まぁそんなわけで終身雇用も崩れてきて、欧米型になっていくのであれば、中途採用をやめ、さらに大学なんかも入りやすく出にくい構造にしていく必要があると思う。給与形態だけ終身雇用を辞められても困る! 新卒や大学に入りにくく出やすいという構造は終身雇用が前提になっているはずだ。

3 thoughts on “新卒がなくなる方向になっていくのか?”

  1. 使えるヤツかどうかは使ってみなければ分からないなど現実的にはいくつか壁はあるでしょうが、いい加減に日本もそういう目的志向になってほしいとは思いますね。
    ただ、人を自分たちのスタイルに染めるというのを快感に感じる人も多いので、さてどこまで実利をちゃんと追えるかという面はあると思います。

  2. 「新卒」という概念が欲しいのは、むしろ企業側ではないでしょうかね。企業とはこういうものだという概念がないうちに、自分たちの色に染めて都合の良い駒にできるのですから。

    1. そうだとおもいますよ? で、ヤフーがそこから脱却しようとしているって話で(本気かどうかは解りませんが)。
      とはいえ今の20代は帰属意識も低いですし、気に入らなかったらさっさと辞めて行くしで、教育コストがそのまま乗っかってくる。ならばいっそ最初から使えるヤツしか雇わないって感じになっていけば……。
      もっとも就職なんて一つの事象だけで語ることはできないと思いますが。

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