ハイブリッド車と MT 車の共通点

さて、ながいバスの旅を経てエスティマ ハイブリッドを受け取った。
この車を買う経緯は、こちらに詳しい。

というわけで、夜、ドライブに出てみた。
走った距離は 250km くらいだとおもう。
ちなみにドラレコはまだ未装着なので、動画はない(汗)。

ただ、この車、ハイブリッド システムとしてはもう 10 年以上前のメカニズムなので正直、かなり時代遅れなものだと思う。なので今のハイブリッド車はもっと賢くて、運転もしやすいのではないかなぁと思っている。とりあえず前に乗っていた 3.5L のエスティマとの比較になるが、大きく違うのは以下の通り。

  1. パワーがない
    3.5L のエスティマは 280 馬力のトルクが 35kg・m あるため、高速で流していてちょっと加速したい時でも、そんなにアクセルを踏む必要はなかった。またスタート時もブレーキを離してクリープで進み出したところを軽くアクセルを踏むだけで良かった。
    エスティマ ハイブリッドはモータがアシストするとは言えそこまでのパワーはなく、けっこうアクセルを踏み込まないと 3.5L のようなことはできない。また、ボク自身が 3.5L の方のエンジン音で記憶しているため、エンジン音を便りに操作しようしてしまうのも非力さを感じてしまっているのかもしれない(これくらいのエンジン音なら、もうアクセル踏まなくてもいいはず、となってしまう)。
  2. クリープがかかるのが遅い
    信号待ちをしていてブレーキを離してもすぐにはスタートしない。ので、AT に慣れていると、アレッてなるw
    ただ MT 車に乗っていた人間としては、アクセルで走りだす方が好きなので、この挙動は嫌いではない。
  3. エンジンはすぐにかかってしまう
    これはボクのアクセル ワークがまだ慣れてないからかもしれないが、今までのエスティマ 3.5L の感覚でアクセルを踏むと、モータでスタートはするものの、ほんの 4 ~ 5 秒後にはエンジンがかかってしまう。ボクが踏みすぎているのかなとも思うのだが、前の車に着いていこうとすると必ずかかってしまうので、なかなか難しい。
    自分が先頭の場合、ゆーっくりひっぱっていってやると 40km/h ぐらいまではモータで走るが、それ以上はやはりエンジンがかかってしまう。またこのようなゆっくりなスタートは後続車をいらつかせている可能性がある。
  4. ブレーキが特殊
    ブレーキの利きは良い。が、停まるときに若干ブレーキを緩めたりすると思うのだが、この時、ほぼブレーキペダルから足を離すぐらい緩めないとキレイに停まらない。最初「え、こんなに抜くの?」ってビックリしたほど。
    ただこれは個体差の可能性あり。
  5. エンジン ブレーキが良く利く
    前のエスティマはギアを落としてもぜんぜんエンジン ブレーキが効かなかったが、今回のハイブリッド車は回生ブレーキを積極的に使うようにセッティングされているせいか、S や B に入れるとエンジン ブレーキが即座に働いてくれるので助かる。
    ただ D 状態でブレーキを離しても速度を維持し続けるのは前のエスティマと同じである。
  6. スタート時と停止時の音が電車
    当然なんだけど、最近の電車の VVVF インバータのような音がするww
    まぁ交流モータらしいので当然っちゃぁ当然だけど。
    すごい慣れないw
    ついでだけど CVT のエンジン回転数が一定なんだけど加速はしていくという現象は、ボクはそんなに困らなかった。
  7. アイドリング ストップはありがたい
    都心を乗り回すことが多いので、アイドリング ストップがあるのはありがたい。
    まだ燃費を正確に測ってはいないが、期待したい。ちなみに停車中は静かだからイイという話は良く気くが、エアコンの送風音や動作音はするので別にエンジンが止まったからと言って静かになるわけではないww 冬場とかだったらいいのかなぁ?
    あとエンジンがかかる瞬間はけっこう解る。停まった瞬間は解らないことが多い。
  8. EV 走行の肝
    結局のところこの車は以下の様な状況で EV 走行をすることによって、燃費を稼いでいるようだ。

    1. 渋滞・住宅街での低速移動
    2. 駐車場への出し入れ
    3. 滑走状態(この状態だと、少々の加速でもエンジンはかからない)
  9. 高速と峠道の燃費はひどいかもしれないしれない
    こちらもアイドリング ストップ同様、まだちゃんと燃費を計算できているわけじゃないんだけど、高速道路と峠道の燃費はあまりよくないように感じた。3.5L のエスティマの場合カタログ値が 9.6km/L に対して 12 ~ 13km/L 出るのに、エスティマ ハイブリッドはカタログ値が 18km/L に対して 13km/L ~ 15km/L くらいしか出てないように感じた。高速道路や峠道とかはカタログ値通り 18km/L くらい出るのを期待してたんだけどなぁ。

最後に、運転していて MT 車との共通点を見付けたので触れたい。
それは EV 走行をなるべくしようと思うと、交通の状況・流れをかなり読んでおく必要があるということだ。なに、そんなことは誰だってやってるって? たぶん車の運転が好きで交通の流れを乱さないようにしようと心がけている人はそうかもしれないが、多くのドライバーはそうではない。特に AT 車乗りは。

では周囲からどんなことを読んでいるかというと、まず信号は視界に捕らえている限りの信号がいつ変わりそうかを予測する。また車列の混み具合の把握。路面のアップダウンの状況。自分の後続車の有無やどれくらい後ろにつならっているか。歩行者や自転車・バイクのそれぞれの速度から推測される移動量や動向。子供の有無、渡れまいかと道路をうかがっている人の有無。
車列についてはバスやトラックがいたらそれらも考慮する。
さらに自分が持っている常識とかけ離れた運転をしている人が車列にいないかもチェック。
県外ナンバーを見付けた場合はこの辺の道に明るくないことを予測(急にウィンカーを出して曲がったり、急転車したりなど)。

他にもいろいろあるとは思うが(学校や商業施設の有無、通学路かどうかなど)、AT 車というのはこんなことを気にしなくても目の前の車にさえ気をつけていれば実はそこそこ丁寧な運転ができてしまう。でも MT 車でキアチェンジを同乗者にすら感じさせずにスムーズな運転をしようとすると上記のようなことに常に気を配っていないと、ギアチェンジやブレーキングがぎこちなくなってしまうことが多いのだ(急にギアチェンジをしたりきつめのブレーキを踏むことになったりする)。

同様に、なるべく EV 走行をしようとするとこれらのことに気を使いながらアクセル ワークをしないとすぐにエンジンがかかってしまう。簡単な例で言うと、前の信号が赤なのにアクセルを弱めずに直前まで運転してしまうみたいな感じだ。
なので車自体はつまらない車なんだけど、EV 走行がんばろうと思うといろいろやることは多いかもしれない。しかしこれも先に述べたが、10 年以上前のハイブリッド システムだからであって、たぶん、最近のハイブリッド車はこんなことはないのだろうと思っている。都心での燃費もどう上げられるか、今後いろいろ試したい。

話はドライブに戻って、今回のドライブで通ったコースは以下の様な感じである。
最初は高速での走行を試すために関越道に乗り、花園 I.C. で降りて 140 号秩父へ。その後、(ボクにとっては)緩い峠道を通って国道 411 号に出てそこから帰ってきた。
地図が C(ぼん天)で終わっているのは、この先を書こうにも Google Map だとどうしてもうまくいかず……orz

下の写真は雁坂トンネルを出た辺りの気温。なんとこんなに低いとは!
エアコンなしでも涼しい! のだが、湿気はすごかったwww

一通りドライブを終えて帰り道、お腹が空いたので寄ったのが『ぼん天』。
朝の 5 時までやっている中華料理屋さんだ。
今日も安定の営業中だった。

餃子、初注文。
二枚目はナスの炒め、三枚目は焼き肉丼。
誤算だったのは焼き肉丼の肉も豚肉だったこと。茄子の方も豚肉。

がーん、だな©井之頭五郎

しかもベースの味もおなじかな? とおもったら、違いました。焼き肉丼は甘辛ベースだった。
味はどちらも濃いめなのでご飯がもういっぱい行けるが、そもそも焼き肉丼のご飯の量が多かったので、事なきを得た(何
餃子はフツー。もうちょっとニンニクきいてた方が好みかも。

東伏見~飯田新田、バスの旅

お昼頃、中古車屋から納車の連絡があった。
というわけで早引けして車を取りに行くことにした。
場所は埼玉県はさいたま市西区飯田新田という場所だ。どの鉄道駅からも 5km 以上離れている場所である。しかし初めてこの中古車屋に来た時、店の前にバス停があることは気付いていた。つまり車を取りに来るときはこのバス停に停まるバスに乗ればいいのだ。

どうやら大宮駅西口⇔ららぽーと富士見を結ぶバスのようだ(大 35 系)。

正攻法では電車で大宮まで行き、そこで大 35 系バスに乗ることだ。しかしそれはつまらない。我が家からバスだけで行く方法はないか? そこで見付けたのが以下の方法だった。

  1. 西東京市が運営するはなバスひばりヶ丘駅南口へ
  2. ひばりヶ丘北口へ出て、西武バスが運営する志木駅南口行き(ひばり 73 系統)に乗り換え
  3. 志木駅東口に出て、東武バスが運営するららぽーと富士見行きに乗り換え
  4. 西武バスの大 35 系に乗り換えて飯田新田へ!

計 4 つのバスを乗り継ぐことによって中古車屋の真ん前に行くとができるのだ。
テレ東バス乗り継ぎの旅みたいで楽しそう! ってこれを思いついた時は、そう思ったんだよね。
ルートは以下の様な感じだ。東京側の出発地点を東伏見駅にしてあるが、実際はこの東伏見からひばりヶ丘に向かうルートの途中でボクははなバスに乗ることになる。

最初の乗り換え地、ひばりヶ丘駅へはスムーズに到着。
所要時間 15 分程度。
しかし、志木駅西口行きをここで 15 分待つ。

志木駅には 50 分かかって到着。
初めての志木駅である。
デカいwww デカかったwww
ここは C’s ware に通っていた頃、毎日のように車で通っていたのだが、実際に駅を利用したのは初めてだった。そしてららぽーと富士見行きのバスは 40 分後……orz

仕方ないので腹が減っているわけでもないのにモスバーガーに入って、時間をつぶした。

ところでモスバーガーでハンバーガーを食っていると、キレイな OL さんっぽい女子 4 人組が入ってきた。なにやら「研修の続きをここで~」みたいな話をしてたんだけど、アレなのね、たとえ同じグループであっても隣り・向かい合わせで座っちゃダメなのね! お店に断られてた。
まじで!? 別にええやんって思うんだけど。

結局、彼女たちは諦めてお店を出て行った。
がーん、どんな研修なのか聞き耳立てようと思ってたのに!<ヲイ

ららぽーと富士見行きバスの出発時間が近づいてきたので、モスバーガーを出る。
が、ここでハプニング発生! マスクの耳にかけるツル(?)が切れてしまう。
しまった、マスクはこれしかない。
慌ててドラッグストアを探し、急いでマスクを買って、駆け足でバスに乗り込む。

くそー……この暑いのに……。

上のツイートは、この辺を通過しているときのツイート(ぁ
そして家を出発してから二時間以上、ようやくららぽーと富士見に到着した。
ここでちょっと飲み物でも飲もうかしらと思っていたら、なんと、乗ってたバスの前に大宮行きの西武バスが止まっているではありませんか!
慌てて乗り込む。念のため、運転士さんに飯田新田を通るか確認。

すぐにバスは走り出した。待ち時間 5 分もなかったと思う。

そして出発してから 2 時間 45 分後、ようやく目的の地、飯田新田に降り立った。
長かったー!
ちなみに普通に車で来ると、我が家からは 50 分程度で来られる(汗)。
大宮駅からバスに乗った場合でも、たぶん 1 時間 30 分~二時間程度ではなかろうか。

交通網の発達している東京~埼玉間でこの大変さ。あのテレ東のバス旅って、ホントに大変なんだなぁと実感した。ただ、旅自体は面白かったけどね。というのも景色が新鮮。ボクが車で通ったことのある道も通るけど、半分は知らない道路なので外を眺めているだけで楽しかった。

乗ってくるお客さんもいろいろ観察してて楽しかったし。

しかしこんな旅はまた当分ないだろう。なぜなら、今日、車を手に入れてしまったからだ。
お帰りエスティマ。でも写真撮るの忘れたよw