悲しみの鶏そぼろ丼


治癒魔法がどのように人体に作用しているかは、作品それぞれであろう。
ただよく言われるのは、人間自身が持っている治癒能力を高めて短時間で治癒を実現するというものだ。また、これにより治癒能力を大幅にブーストさせ、普通の治癒能力では治らないような傷も治してしまうという拡大解釈も可能だ(たとえば動脈が裂けた場合でも治るとか)。

ただ四肢再生やヤケドに対しては効かなかったり大きな制限が課せられたりすることが多い。

また病気に対してはヒールではなく病気を治すための別の呪文を用意する作品もある。

まぁそれはさておき、癌などの遺伝子に関わる疾患は果たして治癒魔法で治るのか? 突き詰めていくとけっこう面倒くさい。まぁ作者の一存で決めてしまってもいいのだろうが、癌を含めた遺伝子疾患の場合、「治癒する」=「正常な状態」が遺伝子が壊れた状態となってしまい、そのままヒールしてしまうと壊れた状態のまま治癒が促進される。だが当然それは人体にとっては異常な状態なのでその人の死を早めてしまう結果をもたらすことになる。

より高度な治癒魔法は遺伝子の異常に対しても作用し、正常な遺伝子に戻して治療も完成させていく呪文となるのだろう。ただこのとき、術者は遺伝子がどうのとかそういう認識はなくて、別の人体の姿が見えているはずだ。なにせ医学や科学で治癒しているわけではないのだから。魔法という我々が到達できなかった別の視点で人体を見ているはずである。また、術者が宗教者(クレリックや僧など)の場合は、そもそも神に祈るだけで医学的・科学的知識は不要であろう。

さて、下の写真は一枚目は悲しみの鶏そぼろ丼である。何が悲しいかというと、これは小丼で、ラーメンの付け合わせなのだ。ラーメン本体はどうしたのかというと、実は待ち合わせで予定より早く着いたので今のウチに晩ご飯を食べておこうとラーメン屋に入って鶏そぼろ丼が出てきたところで、相手もから到着の連絡が来たという……。どうやら相手も予定より早く着いてしまったようだ(汗
まだラーメンは来ていなかったので急遽店員にラーメンはいいですと告げ、鶏そぼろ丼だけかっ込んで店を出た。

もちろんお代は返してもらわなくていいですと伝えた。だってもうラーメンは調理に入ってたと思うんだよね。なので会計もそのまま一食分として処理してかまわないと告げた。

で、二枚目以降が打ち合わせ先で食べた豚の生姜焼き。どちらにせよ、夕食にはありつけて良かった。

鶏そぼろ丼をいただいた店は三鷹駅前にある『花木流味噌』、そして豚生姜焼き定食は東大和の『南京亭』である。花木流味噌は今度ちゃんとラーメンを食べに行きたい。