勇気を出して一新亭へ

浅草橋に老舗のオムライス屋があるというのは、わりとここで働き始めた頃から噂を聞いていた。しかし、その前を通っても入ろうという気にならず、なんだかんだで 6 年以上が過ぎた。さすがに全く入らないのは良くないのではないか……という気になり始めた(マテ

ところで何故はいらなかったのかという理由は簡単で、店構えをみる限り、昭和の店でしかも洋食屋となればまぁそのなんだ、味の予想も付きやすいというか何というか……(失礼)。昭和の洋食屋さんは他にもあるしここはいいかなぁなんて思ったりとか、まぁそんな感じ?

というわけで、扉を開けて入りましたよ。名前は『一新亭』。
中はテーブル席三つのみ。狭い。
老夫婦が対応。
初めて来たことをすぐさま察知した彼らは、何がお勧めかを話してくる。
やはりオムライスがオススメのようだが、洋食全般、自信があるような口ぶりだった。

というわけで、味を調べるという意味でも三色ライス(オム・カレー・ハヤシ)を注文。
割とすぐ出てくる。
そして色が凄いwwww
カレーが緑色。

味の方は、確かにオムライスはうまい。柔らかくてチキンライスも味が全体に行き渡っていてとても食べやすい。しかしカレーとハヤシはなんだろうね、給食?って感じ(汗)。ぬめっとした舌触り、ぬるい味。このぬるい味というのはなんて言うんだろう、コクが深いわけでも辛いわけでもしょっぱいわけでもないけどなんとなくそれの味がする的な?

そんなわけで頭の中で予想した味の中でも申し訳ないけど比較的悪い方って感じであった。
オムライスだけ食べに来ればいいのかな……。

でも常連さんは多いようで、ボクらが入った時に先に二人いたんだけど、どうも固定客っぽかった。そしてその後、どこかの高校の運動部の生徒がどどどっと入ってきた。彼らもここが大好きらしく、勝手知ったるって感じで次々と注文していた。
愛されている店なのだなぁと思った。