今日は京都観光の日である。寄るところはわりと目白押しだ。食事については別記事に記したい。
緑寿庵清水
まず朝 9 時前には旅館を出発。目指すは左京区にある『緑寿庵清水』である。日本唯一の金平糖専門店らしい。もうこの段階でボクの頭の中ではもう「ぼったくりの店」というイメージしかない(笑
京都市内は予想通りノロノロで、宇治から左京区まで一時間かかった。
10 時の開店に緑寿庵に到着。すでに行列が出来ていた。
10:30 頃店に入れた。
店内は狭く、所狭しと金平糖が並べられている。確かに見たこともない味のものもたくさんある。素晴らしいのはやはり伝統には拘りつつも、新しいものにチャレンジしていることだ。
例えばソーダ味やラ・フランス味など、味の再現の難しいものもある。
あとは包装や化粧箱などは非常に凝っているので、贈り物にはいいだろう。
しかし値段は目ン玉が飛び出るほど高い(汗)。ボクは金平糖の制作工程を知らないのでなんとも言えないが(何日かかかるというのは聞いたことがある)……しかしうーむ、値段とボクの中での金平糖の価値とがまったく釣り合っていないのだ(汗)。まぁ駄菓子間隔で見ているのが良くないのだろう。
とはいえ開店 30 分ですでに売り切れになっている商品もあり、人気店であることは間違いない。そもそも日本唯一と言うこともあって、ここでしか食べられない金平糖がたくさんあるのだから。それが「プレミアム」「付加価値」というものである。
そう、京都は「付加価値」だらけなのである。
GEAR
次に目指すは中京区、ART COMPLEX 1928 という 1928 年に建てられた建物を利用した劇場で、劇団の名前は GEAR というらしい?
京都でロングランを続けている劇団らしい。
ただ、演劇と言っても内容は大道芸に近い。パントマイム、手品、ジャグリング、ブレイクダンスをそれぞれ得意とする人が、ストーリーにあわせてその芸を披露するというものである。ストーリーは簡潔で、ロボットである彼らがロボットらしからぬ動きを手に入れ、様々なパフォーマンスをするという内容である。
またプロジェクション マッピングやレーザーを利用して背景を動的に変えたりしていて、その辺が目新しく映るかもしれない。あとメインの演技をしている周囲でも他の演者がちゃんと演技をしているので、色々なことに気付く楽しみもある。おそらく何度見ても楽しめるのではないだろうか?
演者の赤がパントマイム、青が手品、緑がジャグリング、黄色がブレイクダンスをそれぞれ担当している。ちなみにいくつか、どうやって実現しているのか解らない演出があった……侮れない。
ART COMPLEX 1928 |
舞台はけっこうメカメカしい |
天井部分の機械類 |
終わるとこんな感じ |
コンソール |
ライト類 |
プロジェクション マッピング中 |
演者たち |
下鴨神社
演劇を堪能したあと、今度は鴨川神社に向かう。背景資料……という側面もあるが、この神社には樹齢 1000 年級の杉林があり、近いうちにそれらがマンション建設のために伐採されてしまうとのことなので、それお写真に収めるのが目的である。
が……どこがそれなのかよく解らなかった……orz
一応写真にはとれた……はず<ヲイ
薫玉堂
420 年の歴史があるお香のお店。ボクにはさっぱりの世界なので、店の中に入っても「うおお、匂いがキツい」という印象しか……<マテ
ただ花やしき浮船園も、中は何かのお香を焚いているようで、ちょっとアロマテラピー的な? そんな香りが充満していた。
リラックス効果として時々嗅ぐ分にはいいんだけど、ずっとあの匂いを嗅いでいたら肺とか大丈夫なんだろうか? なとど余計なことを思いつつ……。まぁ別にお香屋の店員が早死にとかも聞いたことがないから、たぶん平気なんだろう。
それよりもそのお香屋さんの近くにあった建物が気になった。表札を見ると「浄土真宗本願寺派伝道院」と書いてある。ほほー、これお寺なのか? ウェブで検索すると明治 45 年(1912 年)に建てられたらしい。ART COMPLEX 1928 より古い建物だ。
中村藤吉
さて、最後に寄ったのが京都の知人に勧められた宇治茶のお店である。
実は 2 時間以上並ぶから午前中から行くと良いとその知人からは言われていた。京都は色々と寄る場所が決まっていたため、いろいろ検討した結果、京都駅内にも食べられるところがあることを発見したこと、そして営業時間が一番遅かったため、一番最後となった。
こちらは食べ物の話なので、次の記事に詳細は譲る。
ここではお土産にお茶を買って帰った。
なんだかんだで 18 時頃に、今日の目的はすべて果たすことが出来た。京都市内は全体的に道も混んでいたが、そのことも含めていたので時間通りに移動することもできた。まぁそもそも若い頃京都にはよく行っていたので、だいたいの街の構造は頭に入っていたので、それも一役買っていたのかもしれない。
次の宿泊地は榊原温泉である。距離は 100km ほど。大したことはない。
と思っていたのだが、新名神→東名阪のところで名古屋方面に向かう 20km の渋滞に遭遇。こちらは名古屋へは向かわず伊勢方面に向かうのだが、新名神部分の渋滞にはもろにかぶってしまった。
晩御飯をファミレスでとりつつ、22 時に宿着。タップリ温泉につかれると思ったら、24 時間じゃないでやんの……orz しかも、貸切の予約が入っているので 23:20 迄には出てくれとか言われる。うへー、何のために宿を取ったんだか……。30 分くらいしか温泉に入れなかったぞ!
下の写真は京都市内の気になった風景をとったもの。
- 今夜のヘビロテ -> The Boy does Nothing / Alesha Dixon