これはまだちゃんと検証したワケではないのだが、去年、3 本のソフトのリリースに、広報も含めて関わって感じたことに触れてみたい。エロゲの広報というのは、初出しがだいたい発売日の半年~ 4 ヶ月前に行われ、雑誌には発売日まで毎月、サイトでは 1 週間に 1 回以上の更新をしながら情報を展開していく。
定番通りの広報展開の場合、初だしの時に少し盛り上がり、それからしばらくは話題にならず、次に予約開始の時にちょっとだけ盛り上がるものの、それでもまだまだ盛り上がらず、マスターアップに向けて少しずつ、少しずつ盛り上がっていく。
最大に盛り上がるのは、「マスターアップ宣言」か「体験版リリース」のどちらかである。この二つは twitter でももっともリツイートされ、また話題にものぼるようになる。
興味深いのは、マスターアップ宣言後だ。
マスターアップ宣言があった=発売日に間違いなく商品が出る、と言うことである。
それはまた、ユーザにとっては「安心」ということでもある。
そのせいかどうか解らないが、マスターアップ宣言をすると、そのあとユーザさんの反応がけっこう冷めるのである。公式ツイートもリツイートの数が減り、今までウチの商品の話題ばかりしていた人たちが、他のゲームの話題を口にし始める。
メーカー的にはマスターアップ宣言から一週間くらいが予約のかき入れ時なので、もっと盛り上がって欲しいのに……。
マスターアップ宣言後もいろいろな仕掛けを用意しないといけないのだなぁと思った。
もっとも、その仕掛けをしたからといって売上本数が増えるのかどうかは解らないけど……。
うーん、どんな仕掛けがいいんだろうなぁ……。
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