いつか科学は、人が意識する必要がなくなる

ここ数年の AI の進歩はめざましく、といっても要するにコンピュータの計算力が高くなったので力業が出来るようになったが正確なところではあるのだが、それにしてもその力業によって導き出される AI の成果は侮れないものとなっている。その中には人間が気付いていない物理法則を導き出したり、AI でしか理解出来ない物理的・化学的な現象を解明するための計算式の係数を発見したりと、面白い現象が色々と起きている。

AI がどこまで万能になれるのかはまだまだ解らないが、ああいうことがしたい、こういうことが実現できたらいいなという問いに対して AI はそれなりに答えるだろう。そしてその精度が高まったとき、原理や仕組みがわからなくてもある程度は作れてしまうのではないか? そしてそうやって発展した科学は、いつのまにか人間では仕組みを理解することができなくなってたりして、というのが↑のツイートである。

もっとくだけて説明すると、我々一般人はコンピュータどころか電灯のスイッチを入れるとどうして点くのかすら解っていない。けど、スイッチを入れさすれば電気は点くことだけは知っている。それと同じようなことが、専門家の間でも起きてしまうのではということである(笑い

ただ科学─ことわり─を意識しなくなったら、人間はどうなってしまうのだろうか? それは理性の崩壊になったりはしないだろうか?
科学の発展が最高に高まったとき、人間は猿やそれ以前に退化していたりはしていないだろうか?<マテ

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