DreamParty東京 2013 秋

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今日は『DreamParty東京』だった。参加は二回目。前回は盛況だったらしいのだが、今回は競合するイベントがあちこちであり、その中でもサンクリがあったのはでかいと思われる。お客さんの大多数はそちらに流れてしまったであろう。しかもサンクリは入るのは無料だし。一方の DreamParty東京は入るのに 1500 円かかる。
1500 円って言ったら、映画の前売りくらいの値段だしなー。それでいて物販のイベントだから、中に入ってもらえるものなんてチラシ類だけであって、基本的には買うしかない。確かに業態としてどうなのかなと思いつつも、コミケも入場するには 2000 円するから(コミケカタログのこと)、そういうもんなのか(汗)。
まぁ、コミケ・カタログ買わなくても入れるらしいけど……ボクはサークルや企業参加しかしたことないから知らない(マテ

とりあえず売上げは予想通りって感じだ。
ウチのブランドに並んでくださった人がいたが、大丈夫だよ君たち、他の所に行ってからウチに来てもちゃんと商品は残ってるぞ(爆)。ウチはそこまで有名なブランドじゃないんだ(涙)。

それでも午前中はお客さんが途切れることなく来てくださった。
本当に感謝である。

13 時を過ぎると客はほとんど来なくなり、14:30 頃からは完全に閑古鳥。
そんな中、サンクリに行ってから来てくださった人も! ありがとう~~~!!

しかし今回はお客さんも少なかったが、参加企業も少なかった~。下に写真を載せたけど、春の時は一番上の一番右の写真のところにもう一列企業ブースがあったんだよね。それがすっかりなくなって、中、すっかすか。もっと狭くしたほうが賑わい感があったかもしれない(笑)。
ちなみに動員数は 1 万人行かなかったらしい。 そっかー。

コスプレの写真は、お願いしたら撮らせてくれたので足許だけパシャリ。ありがとー。
けっこう好みの子だった(マテ

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2 ヶ月前にも、来たわー

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設営準備中

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すっかすか!

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ウチのブースはこんな感じ

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立て看板を出しました

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いきなり R34 がお出迎え

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制服かわいかった~

人気投票の悩ましい問題

ボクが関わっているブランドで人気投票をやったのだが、今回は不正投票があった。ただ、これを「不正投票」と呼んでいいかは疑問ではある。とりあえず今日の日記では「不正投票」と表現するが、ボク自身はこの行為自体を 100% 悪しきものとは考えていないことを最初に記しておきたい。

投票自体は終わっているので、その投票画面にリンクを張ることは出来ないのだが、 4 人のキャラクタのうちから好きなキャラクタを投票するというものだ。仕組みは非常に簡単で、いわゆる「カウンタ」を利用している。よくサイトのトップでみかける「何人来ました」っていうヤツだ。各キャラクタごとにカウンタが設置されており、「好きなキャラクタを選ぶ」=「そのキャラクタ専用のサイトに訪問した」と解釈するわけである。これによってカウンタが一つ上がり、そのキャラクタの票が一つあがることになる。
そして 4 人分のカウンタをグラフ表示するための CGI が別途あり、そこでどのキャラが何位なのかが解るようになっている。下の絵がグラフ表示されたものである。
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で、カウンターは cookie を使って同じ人かどうかをチェックしている。また cookie の寿命は 24 時間に設定されている。つまり 24 時間経過するまでは何度投票してもカウンタは増えない(無効票となる)。同じ人かどうかは IP アドレスではチェックしていない。というのも現在は NAT がかなり広範に普及しており、同じ IP でも違う人がアクセスすることは珍しいことではないからだ。

さて、サーバの HTTP ログを見たところ、「桜織」と「十和子」というキャラに不正投票があった。不正投票する方法は実に簡単で、この Cookie を削除してもう一度投票すればよいのだ。Cookie が削除されると寿命が切れたことになり、もう一度投票出来る。これをくり返せば、何度でも有効票が投票出来てしまうのだ。
従ってこの Cookie を使った仕組みそのものが「何度でも投票出来る」という状況を作り出している。そしてこれは誰にでも簡単にできてしまうので「不正投票」と言い切れないのだ。つまり仕組み自体がよくない。

投票した方もその仕組みを自覚しているらしく(?)、大量に票を入れていない。一度には 8 ~ 12 くらい。それをある程度時間をおいて行い、ちょっとずつ投票しているのだが、しかしほぼ 24 時間でビリだったキャラクタが一位になってしまった。まぁだから「不正投票があった」とこっちも勘づいてしまったのだけど。
この辺の増加量は難しいもので、ウチが弱小ブランドだっていうのもあるかもしれない。一度に 8 ~ 12 入れても全然影響しないような人気ブランドだったら、たぶん本当にちょっとずつ上がっていき、知らず知らずのうちに一位になっているということもあったのだろうが、ウチはそこまで人が来ていないのか、8 ~ 12 増えただけでかなり形勢が変わってしまうのだ(汗)。

結局集計はこの一度に 8 ~ 12 投票したヤツを 1 票としてカウントした。それでも不備はあるものの、まぁ、細かい所を突き詰めてもしようがないし、このような不正投票が出来てしまう仕組み自体が問題なので、今回はこれで良しとしよう。レベルファイブさんなんかはこの不正投票も含めてネタにしてしまっているみたいだけど、ウチとしては正直、誰が一番なのかを知りたいし……。
他に方法としては順位をリアルタイムで見せないという方法もあるかもしれない。でもそうなると逆に 8 ~ 12 なんてカウント数では済まず、スクリプトとかで大量投票してくるかもしれない……。
あとはどうせ不正投票されるのなら、「同じ人は 24 時間経たないと投票できない」という制限そのものを取っ払う。とにかく投票すればそれがどんな状態だろうと、1 票とするというのも有りかもしれない。

さて、次回はどうしようかなぁ……どういう仕組みにすればいいのだろう。cookie 以外で同じ人かどうかを判別する方法はあるだろうか? 実はある。あるのだが、けっこう仕組みが面倒くさいというか、組むのが面倒くさい……。このへん、他社さんとかどうしているかいろいろ見てみる必要がありそうだ。

落ちる glace.me

ウチで管理しているブランドのサイトが、時たま落ちることがある。原因は Apache がメモリを確保しようとして結局確保出来ず、だけれどもさらにメモリを確保しようとして……ってのが延々と続き、メチャメチャ重くなって反応がなくなると言うもの。
SNMP  によるステイタス把握もできなくなり、結局は OS(Linux)ごと再起動をせざるを得なくなる。
最初疑ったのは WordPress の何らかのプラグインか、ボクが作ったテーマ(PHP で組んである場所がある)だったのだが、結局、単純なメモリ不足であることが判明。Apache の同時接続数の数値を下げることによって、飛ばなくはなった。
ただその接続数以上に来た場合は、当然サーバの反応は遅くなる。が、まぁ、飛ぶよりはマシであろう。

そしてメモリ食いそのものの原因は WordPress であった。
やっぱ重いのかなぁ。ちなみに glace.me はすべて WordPress で動いている。
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現在、glace.me で動いているサイトは、5 サイト(GLacé 本家、Galette、作品 2 本、ブログ)。このうち動的生成が楽なサイトは、二つだけ(ブログと、GLacé 本家)。あとは静的サイトでも充分なんだよねー。ただ、目論見はあった。それは WordPress のテーマだけボクが作って、あとは HTML とかが分からないディレクタでも更新出来るようにしておく、それがそもそもの WordPress を選んだ理由だった。
ところが作品紹介サイトって、ブログみたいにはいかないのね。
結局 HTML や CSS の知識が必要で、今のところボクしか更新出来ない。
ページの造りをホントにブログみたいにしてしまえばいいんだろうけど……そうするとレイアウトとかがダサいっていわれちゃうのかねぇ。ちなみにブログそのものの更新は、各ディレクタがやっている。

glace.me は sakura の VPS を使っている。今のところ一番安いコース。
で、glace.me はいわゆるブランドのサイトなんだけど、重いデータ類は別のサーバに置いてある。それが dl.glace.me なんだけど、こちらも sakura の VPS で、一番安いコース。つまり二台体制。dl にはバナーや主題歌、体験版などのデータを置ためのサーバで、しかも glace.me が大阪、dl.glace.me が北海道と一応分散させてある。ので、体験版公開時などで glace.me が重くなると言うことはないようにしている(関連記事)。
とりあえず、glace.me の方は一つ上のコースにしようと思っている。それでだいぶ接続性は改善されるであろう。今は、夜 22 時頃過ぎるとけっこう重い。dl の方はしばし様子見。こちらは単純に体験版とかの時に集中するだけで、普段はすっかすかなので。
そんな一エロゲメーカーのサーバ事情でした。